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    若狭塗箸 ネット出資募る

    • クラウドファンディングを利用して資金集めを図る船井社長(左)と河合社長(小浜市役所で)
      クラウドファンディングを利用して資金集めを図る船井社長(左)と河合社長(小浜市役所で)

     ◇小浜市と2業者連携

     伝統産業の若狭塗箸ぬりばしの保護育成を充実させ、国内外に発信していくため、小浜市は、塗箸の製造、販売を手掛ける2社と連携し、インターネットを通じて小口の投資を呼びかける「クラウドファンディング(CF)」での資金調達に乗り出した。(矢沢寛茂)

     

     ◇保護育成充実、国内外発信へ

     連携するのは、箸を塗るのを専門とし、生産設備の拡充を計画する製造業「フナイワークス」(船井達之社長、小浜市福谷)と、海外展開を目指す卸販売業「カワイ」(河合功一社長、同市北塩屋)。CFを通じて産地振興をアピールしようと市の公募に応じた。市は手続き費用などを支援する形で協力する。

     塗箸は作業の分業化が進んでいるが、フナイワークスは廃業が決まった木や竹から木地を切り出す専門業者を引き継ぎ、自社での一貫生産を確立する。切断や研磨の機械の購入費の一部315万円を目標額に設定した船井社長は「消費者に直結できる仕組みを生かし、危機にある伝統を継承したいというメーカーの思いを伝える」と話す。

     カワイは中国やアジアの富裕層を標的に、塗箸の需要を開拓できるとみており、外国語のカタログや動画といった販売促進費用として735万円を集めることに。河合社長は「現在は海外向けは1割に満たないが、積極展開したい。魅力的なセット商品なども考える」と意気込む。

     CFにはミュージックセキュリティーズ社が運営するサイト「セキュリテ」を使用。ともに1口3万2400円で、フナイワークスは今月8日から出資を募っており、カワイも近く始める予定だ。

     鯖街道の起点としてサバ養殖を手がける市は、サバ料理の専門店「SABAR(サバー)」を展開する「鯖や」と連携、同サイトでサバの養殖事業などへの出資を呼び掛けている。

    2017年03月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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