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    日米対抗ソフトボールの日本代表に選ばれた高校生投手/勝股美咲さん(17)

    • 投球練習をする勝股美咲投手
      投球練習をする勝股美咲投手

    ◆次世代エース成長中

     多治見市の私立多治見西高校グラウンド。1メートル72の長身の右腕から繰り出されたボールは、バンという音とともに一瞬で捕手のミットに吸い込まれた。武器は107キロの速球。打者の手元で浮き上がるライズボールが得意だ。

     来月23日から仙台市内などで開かれる「日米対抗ソフトボール2017」(読売新聞社など主催)の選手20人のうち、唯一の高校生メンバーに選ばれた。

     「先輩たちばかりなので緊張しますが、配球の組み立てなどを学びたい。東京五輪への出場が夢。自分の力をしっかり、アピールしてきます」と張りきる。

     日本ソフトボール協会が昨年、東京五輪に向けて活躍が期待される24歳以下の日本代表を選出し、そこに抜てきされた。北京五輪で金メダルに導いた上野由岐子投手に続く逸材と注目されている。

     台湾や豪州に遠征、強化合宿に参加した。それまでは捕手や監督の指示で投げていたが、日本代表の投手は、自分で配球を考え、変化球を織り交ぜながら緩急をつけて投げている。その技術を現場で学び、投球術が飛躍的に向上した。

     兵庫県加古川市で今年3月に開かれた全国高校選抜大会は、1回戦から準決勝まで5試合をひとりで投げきり、連続完封。創志学園(岡山県)との決勝戦は0―2で惜敗したが、6試合で全520球を投げ、チームを準優勝に導いた。多治見西の決勝進出は1993年、94年の全国高校総体以来、3度目の快挙だ。

     「6試合とも1、2点の僅差。守備にも助けられたが、ピンチに耐えることの大切さを学びました」

     3年生の今年、高校総体は27日の県予選決勝で岐阜女子に0―2で惜敗。全国制覇の目標は断たれたが、秋の国体で優勝してのリベンジを目指す。

     「同じ高校生には絶対に負けられません。東京五輪では、憧れの上野投手のように、日本のエースとしてマウンドに立ちたい」と夢を膨らませる。

     ソフトボール部の上松美香子監督は、「将来を期待されている投手。体を鍛えれば、まだまだ、成長できる」と期待を寄せている。(市来哲郎)

    ◇瑞浪市稲津町生まれ。小学校5年でソフトボールを始め、3歳年上の姉の中学校の部活動の練習に特別に参加して腕を上げた。中学校では1年で県選抜チーム、2、3年でU―14日本代表に選出。台湾での国際親善大会で最優秀投手賞を受賞した。多治見西高に入学した頃は、球速は103キロだったが、3年生になって107キロになった。

    2017年06月05日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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