文字サイズ

    産学官でバイオ燃料

    • プロジェクト成功を誓う工藤専門部会長(左)と出雲社長(広島市南区で)
      プロジェクト成功を誓う工藤専門部会長(左)と出雲社長(広島市南区で)

     ◇マツダ、広大など ミドリムシと廃油使用

     マツダや広島大、国、県など6団体でつくる「ひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)」と藻類の一種・ミドリムシの利活用に取り組むベンチャー企業「ユーグレナ」(東京都港区)は13日、ミドリムシと県内で回収した使用済みの天ぷら油を原料にした自動車用バイオ燃料の生産に共同で取り組むと発表した。完成した燃料は県内で使う計画で、「次世代バイオ燃料の地産地消モデルを広島で構築したい」としている。

     計画では、県内の家庭や学校、企業から使用済みの天ぷら油などを回収し、同社が横浜市内に建設中(11月完成)の実証プラントで、ミドリムシから抽出した油とともに、精製してバイオ燃料にする。

     2020年をめどに実用化し、まずは、ひろ自連加盟団体の公用車や社有車で使う。将来的には県内企業の排出する二酸化炭素(CO2)を利用してミドリムシを培養することや、ミドリムシを飼料として農業や漁業で使うことも視野に入れている。

     ひろ自連と同社はこの日、広島市南区で記者会見。ひろ自連の工藤秀俊エネルギー専門部会長(マツダ執行役員)は、「持続可能な車社会の実現に向け、広島の強みを生かしたビジネスモデルをつくりたい」、ユーグレナの出雲充社長は「(原料、燃料の)輸送が国内で完結するため、コストがかからず(石油輸入などに比べて)CO2排出を抑止できる」と述べた。

     ひろ自連は、県内の自動車産業の活性化を目的に15年に設立。ミドリムシの大量培養に成功し、利活用するユーグレナの研究に着目し、16年に同社に今回の実証事業計画を持ちかけていた。

    2018年06月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て