文字サイズ

    ステ女 俳句ラリー20周年

    • 俳人5人の句を刻んだ碑が並ぶ「句碑の庭」(丹波市柏原町柏原で)
      俳人5人の句を刻んだ碑が並ぶ「句碑の庭」(丹波市柏原町柏原で)

     ◇柏原に記念「句碑の庭」

     ◇ゆかり5俳人の作品

     丹波市柏原町出身の江戸期の女流俳人・田ステ女でんすてじょを顕彰しようと、市内の住民有志が開いてきた俳句ラリーが開催20周年を迎え、同市柏原町に記念の「句碑の庭」が完成した。ラリーにゆかりのある俳人5人の句を刻んだ石碑を設置。有志らは<俳句の町>の新しいシンボルにしたい考えだ。(田中聡)

     ラリーは、田ステ女俳句ラリー実行委員会が5月の「母の日」に開催。全国から俳句愛好者が集い、柏原町内を散策して投句している。昨年20回目を迎えた記念に、実行委がグッズの売り上げなどを積み立てた約200万円の基金で、句碑を建てた。

     明治18年(1885年)創立の旧氷上高等小学校校舎を改修した「たんば黎明館」(県指定文化財)近くの市有地約30平方メートルに、俳句ラリーの審査員ら5人の句を直筆書体で刻んだ自然石(幅60~180センチ、高さ80~115センチ)。元現代俳句協会会長の宇多喜代子さん(81)は「恐竜の 歩いたあとの 草の花」、京都教育大名誉教授で正岡子規研究者でもある坪内稔典さん(72)は「たんぽぽの ぽぽのあたりが 火事ですよ」の句が刻まれた。

     田ステ女は、正岡子規が「元禄の四俳女」とたたえた俳人で、6歳の時に「雪の朝 二の字二の字の 下駄げたのあと」の句を詠んだと伝えられている。「句碑の庭」には、下駄を履いて雪上を歩くステ女の石像(高さ約1メートル)も置いた。

     実行委事務局を担当する「田ステ女をたたえる会」の土田冨美子代表は、「ラリーの吟詠ポイントとして親しんでもらえれば」と話している。

    2017年03月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て