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    木接太夫をたたえ特別名誉市民称号

     ◇宝塚市 “後継ぎ”の園芸関係者に贈る

    • 宝塚市特別名誉市民証を受け取り、笑顔を見せる野里さん(右)と阪上さん(宝塚市で)
      宝塚市特別名誉市民証を受け取り、笑顔を見せる野里さん(右)と阪上さん(宝塚市で)

     園芸の技術発展に貢献し、「木接太夫きつぎだゆう」と呼ばれた坂上頼泰さかのうえよりやす(1515~97年)を顕彰しようと、宝塚市は20日、同市山本南の市立東公民館で、特別名誉市民称号の贈呈式を開いた。

     市によると、坂上は現在の同市山本地区の出身。武士としての隠居後、花木栽培に力を注ぎ、二つの木をつなぎあわせることで成長が早まったり、良質な実をつけたりする「接ぎ木」の技術に優れていたとされる。

     式典では、地元園芸業者や関係者を代表して市山本綜合園芸組合の野里元治組合長(76)が「先人の偉業と歴史を背中に感じながら、地域の発展に努めていく励みとしたい」とあいさつ。笑顔で特別名誉市民証などを受け取った。

     地元住民による創作の寸劇も披露され、接ぎ木に成功して花が咲き乱れる様子が演じられると、会場から盛んな拍手が起こった。主役を務めた地元自治会長の阪上雅信さん(64)は「多くの人に知ってもらえるよう地域をあげてアピールしたい」と話した。

     市は昨年9月、坂上頼泰を阪急創始者の小林一三氏や漫画家の手塚治虫氏と同じ「名誉市民」とする議案を上程。市議会から「歴史上の人物を市民といえるか」などと異論が出て、継続審議となったが、12月議会で特別名誉市民とすることが決まっていた。

    2017年03月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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