文字サイズ

    沿岸部子ども3203人減10~12年幼保・小中高の在籍

     東日本大震災で被災した沿岸12市町村を対象に、読売新聞が震災前後の園児、児童、生徒の在籍数を調べたところ、2010年から12年(いずれも5月1日現在)にかけて、3203人(8・66%)減ったことが分かった。震災前に319あった幼稚園や小学校などの園舎・校舎のうち、震災で使用できなくなったのは43か所。今も保育園と幼稚園1か所ずつが休園しており、36か所が仮設や間借りでの授業を強いられている。

     市町村別の在籍数をみると、最も減少率が大きかったのは、大槌町で23・0%減(456人減)。山田町15・4%減(362人減)、陸前高田市14・7%減(451人減)と続いた。

     野田村の保育園児について、10年5月1日現在の在籍数は資料が流失したため、比較対象から除いた。

     幼稚園、保育園の園舎や小中高校の校舎の被災状況をみると、12市町村には震災前、保育園96、幼稚園21、小学校122、中学校60、高校20の計319か所があったが、震災後、このうち保育園15、幼稚園4、小学校13、中学校9、高校2の計43か所が使用不能となった。

     2月1日現在、休園が2(保育園1、幼稚園1)、間借りや仮設などでの再開が36(保育園13、幼稚園2、小学校12、中学校8、高校1)、元の園舎・校舎で再開が5(保育園2、幼稚園1、中学校1、高校1)となっている。

     山田町では、建て替え工事のため町施設を間借りしている私立保育園も含めている。釜石市では、二つの市立幼稚園が同じ園舎で、合同で保育している。また、大船渡市では、震災直後に小学校2校が使用不能となったが、1校が12年度から他校と合併した。

     被災した校舎の再建が進む中、将来の児童、生徒数の減少を見据えた統廃合も相次いでいる。大槌町では4月から、町内の4小学校が児童数約420人の「大槌小学校」に統合される。陸前高田市立長部小は、津波で被災した同市立気仙小と統合。同市立広田、小友両中学校は「高田東中」としてスタートを切る。

    2013年03月17日 02時04分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て