<速報> 空自浜松基地所属のヘリ、通信途絶える
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    速度感応型信号機 急がばスピード順守

    • 速度感応型信号機と連動している速度感知器(綾川町で)
      速度感応型信号機と連動している速度感知器(綾川町で)
    • 速度感応型信号機が設置されている国道32号の交差点。片側2車線で交通量の割に道幅が広く、スピードを出しやすい(綾川町で)
      速度感応型信号機が設置されている国道32号の交差点。片側2車線で交通量の割に道幅が広く、スピードを出しやすい(綾川町で)

     ◇綾川とさぬき 交差点の事故 大幅減

     交差点の手前でスピードを出し過ぎると、信号が強制的に赤になる「速度感応型信号機」が、県内で効果を上げている。試験的に綾川町とさぬき市に設置したところ、事故件数が大幅に減少。10月末には、坂出市と高松市でも稼働する予定だ。高価な装置のため、その運用方法を巡っては、様々な意見も飛び交う。(佐々木伶)

     同信号機は2013年、県内で初めて設置された。交差点の数百メートル手前に速度感知器を置き、設定した速度を超えると、信号が青の場合は赤に、赤の場合は時間を延長して、速度超過の車が交差点を通る時には必ず赤信号になるように調整する。スピードの出し過ぎを抑制し、大きな事故を防ぐのが狙いという。

     同タイプの信号機は、全国の約100か所に設置されている。1基約1200万円と、通常の信号機の倍かかるが、県内では交通死亡事故が全国最悪のレベルで推移しているため、県警で導入を決めたという。

     稼働しているのは、国道32号の共栄交差点(綾川町陶)と県道10号の豊田交差点(さぬき市大川町)。いずれも制限速度が60キロで、測定機で75キロ以上を測ると、約5秒後に交差点の信号が赤になるよう設定されている。多くの場合、ゆっくり青信号を走った方が、赤で止められるより早く目的地に達する。

     システムが作動するのは、交通量が少なくなる午後10時~午前6時。この間はほとんどの車が75キロ以上で走行し、交差点で強制的に止められているという。こうした速度抑制が功を奏したのか、両交差点では、設置後は事故件数、負傷者数ともに大幅に減少した。

     県警交通企画課の松原正則管理官は「県内は幅の広い走りやすい道路が多く、無意識のうちにスピードを出し過ぎていることもある。警察官による取り締まりだけでは限界があり、ハードで速度抑制できる意義は大きい」と話す。

     一方で、こうした装置が稼働していることは周知されず、速度感知器近くに警告表示もない。早朝に国道32号を運転することが多いという綾川町の男性(55)は、「全く知らなかった。仕組みが分かっていれば初めからスピードを出さないようになるのに、なぜ周知しないのか」といぶかしむ。

     10月末に感応型信号機が設置されるのは、高松市生島町、中山町のさぬき浜街道と、坂出市西庄町の国道11号。ここでは電光掲示板を設置し、システムが作動した場合、掲示板上で速度超過があったことを知らせるという。

     松原管理官は「綾川町とさぬき市の感応型信号機でも掲示板を設置できないか、検討したい」と話している。

    2015年09月11日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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