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    喜界豪雨1週間 今も爪痕

    • 陥没するなどした「サトウキビ畑の一本道」で被害状況を調べる町職員ら
      陥没するなどした「サトウキビ畑の一本道」で被害状況を調べる町職員ら
    • 島の至る所で山が崩落していた(喜界町嘉鈍地区で)
      島の至る所で山が崩落していた(喜界町嘉鈍地区で)
    • 冠水の影響で倒壊した上督さん方のブロック塀
      冠水の影響で倒壊した上督さん方のブロック塀

     喜界島(喜界町)を襲った豪雨災害から1週間が過ぎた。気象庁が「50年に一度」とした大雨は山肌をえぐり、道路を陥没させるなど、今も至る所に被害の爪痕を残している。

     8日午後、喜界空港から車で県道を北上した。窓の外には、あちこちに崩落した山々が見える。約15分ほど走ると、倒木が道路を完全に塞いでいた。

     島の北部では、浸水被害を受けた住宅が目立った。小野津地区の農業上督うえがみ操さん(59)方も床上浸水し、畳や電化製品は全て使えなくなった。自宅周辺が冠水してブロック塀が崩れた後、室内に泥水が勢いよく流れ込んできたという。

     志戸桶地区のグループホーム「がじゅまる」では4日夕、入所者らの部屋が浸水。状況を知った近くの青年団が救助に駆け付け、高齢者9人を高台の住宅に避難させた。施設管理者の平田文人さん(40)は「全員無事で本当に良かった」と安堵あんどの表情を浮かべた。

     サトウキビ畑の間を通る直線道路で、観光客に人気の町道「サトウキビ畑の一本道」は、その姿を一変させた。長さ約40メートル、幅約3メートル、深さ約1・2メートルにわたって陥没したほか、アスファルトがめくれ上がったり、亀裂が入ったりしていた。

    全容把握まだ 町によると、被害状況は11日現在、床上浸水19件、床下浸水79件、土砂崩れ53件。町総務課消防防災係の豊島正季主査は「被害の全容はまだ把握できていない。復旧作業を急ぎ、町民が早く元の生活に戻れるようにしたい」と話していた。

    2017年09月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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