文字サイズ

    アニーようこそ 患者笑顔に…こども医療センター

    診察や検査に同行…ベイリー後任が着任

    • アニー(左)、ベイリーと森田さん
      アニー(左)、ベイリーと森田さん

     県立こども医療センター(横浜市南区)の病院に常勤し、難病などを抱える子供たちに寄り添ってきた「ファシリティードッグ」のゴールデンレトリバー「ベイリー」(オス9歳)が高齢になり、後任の「アニー」(メス1歳7か月)が13日、同病院に着任した。当面は2頭で働き、ベイリーの引退に向けて準備を進める。ハンドラー(調教者)の森田優子さん(36)は「アニーもベイリーと同様に素晴らしい働きをしてくれるはず」とエールを送った。

     ファシリティードッグは医療機関に常駐し、患者の不安や緊張を和らげるために遊び相手になったり、診察や検査に同行したりする。専門の訓練を受け、米国では一般病院での導入例も増えている。森田さんによると、国内ではベイリーと静岡の病院にいるオスの1頭のみで、アニーは初めてのメス。

     ベイリーは現在の病院に常駐して約5年となり、重い病気などで長期入院する子供らの人気者だ。採血を嫌がって泣く子供もベイリーが来るとがんばれることが多いといい、同センターの町田治郎病院長は「患者、家族、私を含めた職員も、大いに癒やされている」と話す。

     人間の年齢だと60歳代で引退の時期が近づき、後任に選ばれたアニーは、ハワイでトレーニングを重ねて先月来日した。森田さんはアニーの性格を「素直で物覚えが良く、喜ばれることが大好き」と話す。

     この日の着任式では、子供たちが2頭に花のネックレスや絵などをプレゼントし、喜んだアニーに足をなめられた子供からは笑みがこぼれた。4年前に入院し、その後も病院に通う横浜市の小学1年日向野福々ひがのねねさん(6)は「ベイリーが大好き。アニーとも仲良くしたい」と喜んでいた。母の由美さん(43)は「先が真っ暗で泣いていた時、力をくれたのがベイリー。会えると思うと病院に行くのが楽しみになったほどです」と感謝していた。

    2017年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て