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    沢村生誕100年展開幕

    • 沢村の業績を振り返る生誕100周年記念展
      沢村の業績を振り返る生誕100周年記念展

    ■思い出の歌、花添える

     プロ野球草創期に巨人のエースとして活躍した沢村栄治(1917~44年)の業績を振り返る「生誕100周年記念展」が20日、伊勢市岩渕の市観光文化会館2階展示室で始まった。開会式では、沢村の思い出を歌にした「白球ひとすじ人生」が披露された。(竹本吉弘)

     沢村は近鉄宇治山田駅前にある明倫商店街近くで生まれ、明倫小から京都商業(現・京都学園高)に進んだ。「白球ひとすじ人生」は、沢村と小学校から高校までバッテリーを組んだ山口千万石さん(2003年死去)と妻のふ志子さん(92)が作詞、いなべ市在住の杉本博司さん(68)が作曲した2001年の作品。

     ――輝く太陽身にあびて 受ける白球三百五百 やぶれミットはずしてみれば 痛むこの指このしびれ

     沢村の快速球をミットで受けて指を傷めた山口さんの経験をつづっている。

     山口さんの次男茂樹さん(58)によると、ふ志子さんは、山口さんが語る沢村の思い出をノートに書き留めており、知人から紹介された杉本さんに曲をつけてもらった。「とてもいい詞に出会い、応援歌に仕上げた」と杉本さん。ふ志子さんからは「素晴らしい曲をありがとう」と言われたという。

     開会式ではテープカットに続いて、伊勢市在住の声楽家広めぐみさんが独唱。茂樹さんは「録音された歌を何度も聞きましたが、特別な場で生の歌を聞くことができて感動した」と話していた。

     会場では、沢村のサインボールやトロフィー、写真や解説文のパネルなど計約50点が展示され、太平洋戦争で散った27年の生涯を振り返っている。26日まで。入場無料。22日には市倉田山公園野球場で、沢村の生誕100周年を記念するプロ野球オープン戦「巨人―日本ハム」が開催される。

    2017年03月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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