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    石灯籠、バス停と近接多数

    死亡の西沢さん 事故前、観光客と交流

    • 事故現場近くのバス停と石灯籠の距離を計測する県伊勢建設事務所のスタッフ(16日午前、伊勢市内で)
      事故現場近くのバス停と石灯籠の距離を計測する県伊勢建設事務所のスタッフ(16日午前、伊勢市内で)

     伊勢市でバス停近くの石灯籠が崩れ、同市の西沢政信さん(81)が死亡した事故で、バス停付近の石灯籠を撤去する方針を県などが明らかにした。事故のあった路線バスに乗ると、バス停と石灯籠が近接しているのが目についた。

     外宮げくう内宮ないくうを結ぶ三重交通のバスに16日乗った。道路両側の石灯籠はバス停近くに設置されたものが目につき、10か所はあった。事故のあったバス停は石灯籠から3メートル以上だったが、メジャーで測ったところ、1メートル以内という所が5か所あった。

     中部運輸局(名古屋市)によると、事業者はバス停の設置場所を道路管理者、警察署と協議し申請する。同局は極端なケースでなければ申請を受けるという。

     西沢さんは内宮近くの「おかげ横丁」で案内や商品の販売などを担当し2003年頃に退職。当時を知る人たちは「温厚篤実でユーモアもあった」とショックを受けている。長男の宏文さん(53)は「父はウォーキング中、灯籠を眺めていた観光客に駆け寄り説明したそうだ。心臓マッサージを施してくれたのは秋田県から訪れた医師だったそうだ」と振り返った。

     西沢さんの通夜は17日午後6時半から市内の斎場で営まれる。(岩本洋之)

    2018年04月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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