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    野良猫に避妊・去勢…県動物愛護センター

    140匹、再び地域に…耳を花びら形に

    • 手術を受ける猫。証しとして耳先がカットされている(県動物愛護推進センターで)
      手術を受ける猫。証しとして耳先がカットされている(県動物愛護推進センターで)

     県内各地で増えすぎた野良猫の避妊・去勢手術が16日、県動物愛護推進センター「あすまいる」(津市森町)で行われた。17日までに計約140匹に施し、元々いた地域に戻すという。

     この日は桑名、鈴鹿、津、伊賀の保健所管内で捕獲されるなどした約80匹が対象。全国で手術に取り組む公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)からの派遣やボランティアの獣医師らが麻酔を注射し、台の上で手際よく執刀した。

     感染症やノミ・ダニを防ぐ処置を行った上で、手術をした証しとして耳先を桜の花びらの形にカットし、「さくらねこ」として再び放すことになる。猫は1度に4~6匹の子猫を産むといい、同基金の佐上邦久理事長(58)は「殺処分という悲劇をゼロにするために、手術での根本的な解決が必要」と話した。

     県はあすまいるがオープンした2017年度、同基金の協力などで1142匹に手術を行った。取り組みを始めた14年度頃は、住民から「手術するなら処分を」「元の場所に帰さないで」などの声もあったという。

     活動を継続するうちに、手術によって発情が抑えられ、激しい鳴き声やふん尿による被害が減少するなどの効果が見え始めた。県は「今後も地域の理解を得ながら飼い主の分からない猫を減らしていきたい」としている。

    2018年05月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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