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    サッカー女子 長野から米へ

    ◆パルセイロ、中高生向け留学選考会

     長野パルセイロ・アスレチッククラブは19、20日、米国へのサッカー留学を目指す女子中高生向けの選考会を長野市内で開催した。選手たちはハワイ大やケンタッキー大など4大学のコーチ陣から指導を受けながら、日頃培った技術をアピール。パルセイロによると、米大学による女子選手の選考に国内クラブが携わるのは初めてで、「長野を舞台に、日本女子のレベルアップに貢献したい」としている。

     世代別の日本代表経験のある10人を含め、12道府県から中学2年~高校3年の約60人が参加した。各大学から声のかかった選手は、4年間で千数百万円に上る学費や寮費などの全額または一部が、大学による奨学金扱いで免除される。

     留学を支援する「サンディエゴ・スポーツ・オーソリティー」(本社・米サンディエゴ)と共催。パルセイロ側は、留学で力をつけた選手が、将来チームに加入することも期待する。

     来日したのは、いずれも全米大学体育協会(NCAA)1部に属する強豪校の監督やコーチだ。2日間で、基本的なパス回しやゲーム形式の練習などによる選考に加え、「文武両道」が求められる大学生活の様子や必要な語学力について説明した。

     アイダホ州立大のアリソン・ギブソン監督は「日本選手はテクニックに優れ、一流プレーヤーをまねて吸収する能力も高い。今回はオファーしたい選手が10人近くいた」と話した。同監督は1996~99年に日本でプレーし、その後、元日本代表・澤穂希ほまれさんと一緒に米デンバーのクラブチームで活躍した。

     参加した日ノ本学園高(兵庫県)2年のFW宮本華乃さん(17)は「中学の時から海外でのプレーを目指してきた。陽気な雰囲気での練習に、留学への思いがさらに強まった」と笑顔を見せた。宮本さんには、複数の大学が強い関心を示していた。

     長野Uスタジアムで行われた2日目には、なでしこリーグの開幕戦を26日に控えたパルセイロ・レディースの本田美登里監督も訪れ、「この世代の選手が、親も安心して海外に行ける環境づくりができるのは素晴らしい」と話した。パルセイロの堀江三定社長は「継続して開催し、日本の女子サッカーの底上げ、競争力向上に貢献できれば」と語った。

    2017年03月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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