文字サイズ

    奈良町自治拠点 会所の調査報告

    • 江戸時代の町民自治について話す大宮代表理事(奈良市で)
      江戸時代の町民自治について話す大宮代表理事(奈良市で)

     奈良市の旧市街・奈良町で住民の自治拠点となった集会所「会所かいしょ」についての調査成果の報告が12日、同市中新屋町の奈良町物語館で行われた。

     公益社団法人「奈良まちづくりセンター」の2010年の調査では、会所は46町に現存。中でも歴史ある同市井上町と手貝町の2か所を同センターが昨年6月~今年1月に調査した。

     この日、神野武美・同センター理事がその成果を報告し、約20人が聴き入った。神野理事は、両町の会所は神仏をまつる仏堂や神祠しんしで、現在も仏像や仏前で使う机などが残されていると紹介。1678年から町役によって書き継がれた覚書「井上町年代記」、現在の戸籍にあたる「宗門改しゅうもんあらためちょう」など多くの文書も伝わっていると報告した。

     その後、江戸時代の自治について、大宮守友・氷室神社文化興隆財団代表理事が講演。町人の中から町役の「年寄としより」が選ばれ、宗門改帳を毎年作って奉行所に提出したり、屋敷の売買に許可を出したりしていたと説明した。

    2018年02月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て