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    <消防副署長パワハラ>監督責任など6人処分

    • 職員の懲戒処分を発表し、頭を下げる県広域消防組合の幹部(橿原市役所で)
      職員の懲戒処分を発表し、頭を下げる県広域消防組合の幹部(橿原市役所で)

     ◇「地域住民の信頼裏切った」

     勤務中に部下の頭髪をバリカンで刈るパワーハラスメントや備品の私的利用などで当時の橿原消防署副署長の消防司令長(53)が懲戒免職になった11日、管理監督責任などを問われた県広域消防組合トップの山本洋消防長(64)ら組合幹部6人も処分された。同組合の田畠明・副消防長は記者会見で「県民の安全、安心を守る最前線の職場で不祥事が発生し、地域住民の信頼を裏切った。深くおわび申し上げる」と頭を下げた。(西田大智)

     発表された処分は懲戒免職のほか、▽山本消防長が減給10分の1(1か月)▽2016、17年度の橿原消防署長の消防監(57)と、17年度の同署総務課長の消防司令長(49)が減給10分の1(3か月)▽16年度の同署総務課長の消防司令長(47)と16、17年度の同署救急課長の消防司令(47)が減給10分の1(1か月)▽17年度の消防本部人事部次長の消防監(55)が戒告――だった。

     確認された違反は6件。〈1〉副署長だった消防司令長が部下5人の頭髪をバリカンで刈るパワハラ〈2〉消防司令長が草刈り機1台を長期間、自宅に持ち帰り、私的利用〈3〉空気清浄機2台の請求書を「緊急防災セット」の名目の請求書に書き換えるなど約11万円の公金の不適正処理――など。

     同組合は「不適正処理は正規の手続きを踏むのが面倒くさくなったのが要因と考えられる」と指摘。一方、再発防止策として、事務処理マニュアルの見直しやチェック体制の強化、職員の意識改革などを挙げた。

     田畠副消防長は「再発防止策を講じて、職員の綱紀粛正と意識改革を徹底し、信頼回復に取り組みたい」と硬い表情で述べた。

    2018年06月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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