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    面白くて変を追求する会社

    • 4Kテレビをモチーフにした作品「3Kディスプレイ」を頭につけた花岡さん。左右の顔も相まってトーク力も3倍になるという
      4Kテレビをモチーフにした作品「3Kディスプレイ」を頭につけた花岡さん。左右の顔も相まってトーク力も3倍になるという

     「面白くて変なことを考えている」をテーマに掲げ、独創的な作品や企画を発表し続けている会社がある。大阪市西区の「株式会社人間」だ。

     片仮名の「ス」の形をした椅子「スイス」や、ごみの分別化であまり見かけなくなった黒いごみ袋をモチーフに袋から足だけを出した「妖怪ごみあし」など、ギョッとしてくすっと笑えて、話題になる作品を80点以上発表し、昨年11月には作品集も出した。

    • 作品「スイス」に腰掛ける山根さん。足を組んで片仮名の「イ」を形作ると、「ほら『イス』に見えませんか」(いずれも大阪市西区で)
      作品「スイス」に腰掛ける山根さん。足を組んで片仮名の「イ」を形作ると、「ほら『イス』に見えませんか」(いずれも大阪市西区で)

     代表は、花岡洋一さん(34)と山根シボルさん(34)。18歳の時、コンピューターの専門学校で知り合い、「くだらなくてアホな作品」を考えてインターネットで公開。社会人となってからも作品を作り続け、2010年、会社を設立した。

     翌11年に発表した、鼻毛が出ていることを匿名のメールでやんわりと知らせるサイト「鼻毛通知代理サービス チョロリ」が注目を集め、企業などから「何か面白いことをしてほしい」との依頼が寄せられるようになった。これまでに府のイベントの企画や、近畿大の入試情報サイトの制作などを手がけてきた。

     一見、奇抜にみえる作品だが、「人を笑わせること、楽しませること」を真面目に追求しているからこそという。「笑わせることは難しいのに、格好いいことと比べると、軽く見られがち。笑いにもっと価値をつけていきたい」と2人は話す。

     「世の中にない変なものを作る」。そんな目標に向かって、今年の書き初めにしたためた「発明」に日々、取り組んでいる。作品の一部は、ホームページ(http://2ngen.jp/)で見ることができる。(写真部 守屋由子)

    2016年04月10日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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