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    バスケ妙技 NBAで弾め

    • NBAの舞台で披露するパフォーマンスの練習を行う「大阪籠球会」のメンバーたち(大阪市中央区で)
      NBAの舞台で披露するパフォーマンスの練習を行う「大阪籠球会」のメンバーたち(大阪市中央区で)

     ◇大阪籠球会 実演へ

     ◇23~36歳「本場驚かせたい」

     バスケットボールを音楽に合わせて自由に操る「フリースタイルバスケットボール」の活動をしている「大阪籠球会」が、バスケの本場アメリカで14日(現地時間)に行われるNBA公式戦で、パフォーマンスを披露する。日本人がNBAの会場で実演するのは珍しいといい、メンバーは「あこがれの舞台で全力をぶつけたい」と意気込んでいる。(浅野友美)

     フリースタイルバスケットボールは、アメリカ発祥で、2000年頃に日本に伝わったとされる。大阪籠球会は05年に結成。「フリースタイル」を行うグループと、バスケットボールコート半面を使い、3対3で対戦する「3on3」をプレーするグループがあり、大阪などに住む23~36歳の男性6人が「フリースタイル」の活動をしている。

     チームではこれまでに、国内プロバスケリーグ・Bリーグの試合や音楽イベントにも出演。また、東日本大震災の被災地の学校にボールを贈り、交流試合を行ったほか、府内の小学校で講習会も開いてきた。

     NBAの舞台に立つことは当初からの夢だった。

     そこで、メンバーの「KAN」こと、南ゆたかさん(33)が16年8月、経営するバスケスクールの合宿を米シアトルで行う際、他の5人も一緒に渡米。NBAのオフ期間中にある「サマーリーグ」の会場で飛び込みで出演交渉をした。

     すると、偶然声をかけた女性が関係者に話をつないでくれ、ハーフタイムでの出演が許された。その日は3回も披露する機会に恵まれ、南さんは「選手まで立ち上がって拍手を送る姿に、アメリカでも通用すると確信した」と振り返る。

     これを機に球団関係者と縁ができ、帰国後、出演動画を送って交渉を続けたところ、NBA公式戦(ポートランド・トレイルブレーザーズ―ゴールデンステート・ウォリアーズ戦)の試合開始前の出演が決まった。

     6人は、大学生や学校教師、広告マン、柔道整復師などで、全員が練習場所の大阪市内のスタジオにそろうのは、金曜深夜から翌日の始発までの数時間程度。だが、出演が決まってからは練習時間を増やすなどして技に磨きをかけている。

     3日には大阪・アメリカ村で壮行会が開かれ、6人は、高速回転させたボールを体の周りで回すなどの技を約7分間披露。集まった約100人から歓声が上がり、東大阪市の東紗央里さん(31)は「観客と一体になって楽しみ、籠球会の存在を世界に広めてほしい」とエールを送った。

     チーム創設メンバーで、「ISE」の愛称を持つ田辺正峰まさほさん(36)は「NBAは僕がバスケを始めた原点。この経験を糧に日本のバスケを盛り上げたい」と語る。また、「Yuji」こと、藤田悠史さん(23)は「バスケの本場の人を驚かせるような演技で、日本のレベルの高さを示す」と本番を楽しみにしている。

    2018年02月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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