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    木桶新調 初しぼり醤油…川越で販売

    • 約2年かけて発酵・熟成された初搾りの醤油が入った新桶(川越市で)
      約2年かけて発酵・熟成された初搾りの醤油が入った新桶(川越市で)

     弓削多醤油しょうゆ(本社・坂戸市)は、新調した木おけで仕込んだ「新桶仕込み初搾り醤油・川越しぼり」の販売を始めた。約2年かけて発酵・熟成させた醤油を約300リットル生産。同社の直売所「醤遊王国 川越時の鐘店」(川越市)で扱っている。

     醤油はかつて木桶で製造されていたが、現在は安価な金属製や繊維強化プラスチック(FRP)のタンクが普及している。木桶で製造すると、桶や工場内にすみ着く酵母菌の働きなどによって発酵。気温や湿度によって味や香りが変わるという。

     同社は2016年2月、徳島県などの桶職人を招き、日高工場(日高市)で高さ約1・5メートル、直径約1メートル、容量750リットルの桶を製作。川越時の鐘店に運び、同4月に川越産大豆と坂戸産小麦に、塩水とこうじを混ぜ合わせてもろみを仕込んだ。

     熟成したもろみを搾った醤油は瓶詰め(150ミリ・リットル)され、今月1日から1日10本限定で販売している。1本540円(税込み)。店内の食事コーナーで、たまごかけご飯や豆腐にかけて味わうこともできる。

     同社の弓削多洋一社長は「新桶で最初に出来た『初搾り』と言われる希少性のある商品。まろやかな味わいに仕上がった」と太鼓判を押す。同じ木桶で仕込みを続けると、独特の風味が増していくという。

    2018年06月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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