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    草津の真珠 復活願う映画

    • 完成した「真珠のふるさとを訪ねて」のDVD
      完成した「真珠のふるさとを訪ねて」のDVD

     ◇小中学生 養殖史学び制作

     ◇市役所で18日試写会 「地域の思い知って」

     草津市志那町の内湖で進む淡水真珠復活に向けた取り組みを追った短編映画「真珠のふるさとを訪ねて」(7分)が完成した。市内の小中学生が役者やスタッフとなり、時代劇や仁侠にんきょう映画で知られる映画監督の中島貞夫さん(82)が脚本、演出を手がけた。18日に市役所で、子どもたちや中島さんらが参加して試写会が開かれる。(名和川徹)

     淡水真珠の魅力、生産の歴史について学んだ子どもたちが、水環境の大切さについて考える物語。映画のプロ集団から手ほどきを受けることで、子どもの将来の夢を育もうと、市教委が「キッズシネマ塾」として制作した。

     昨年9月、中島さんが理事長を務めるNPO法人・京都映画倶楽部(京都市)から十数人が参加し、内湖の柳平湖、平湖でロケを実施。公募で集まった小中学生計13人が、役者をはじめ、監督、美術、音声などに分かれて、撮影に臨んだ。

     淡水真珠の復活に向けた実験に取り組む「志那町真珠小委員会」の役員が、草津で大正時代から続く産業の歴史を説明。子どもたちは、一時は海外輸出されるまで盛んだった淡水真珠が、水質悪化や水草の繁茂などで1980年代に生産が激減したことを学んだ。

     そして、復活を目指して2012年から地元と行政、大学などが進める生育実験の意義に触れ、環境保全の大切さをかみしめた。

     撮影中、子どもたちは中島さんから何度も“駄目出し”をされながら、OKが出るまで奮闘。その頑張りと映像の出来栄えに、中島さんも太鼓判を押している。

     撮影に協力した志那町の駒井克行・町会長は「作品を通して、水環境の保全や淡水真珠復活にかける地域の努力、思いを知ってもらえる」と笑顔。市教委の担当者は「淡水真珠も人も、外観は異なりながら、それぞれが輝いていることを、子どもたちは学んだはず」と話している。

     試写会は午前10時から8階大会議室で開催。作品のほか、撮影中の様子を伝えるメイキング映像も紹介する。DVDは学習用に貸し出しも予定。問い合わせは市教委(077・561・2427)へ。

    2017年02月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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