文字サイズ

    木のぬくもりと育って

    • 寄贈された県産材の遊具で遊ぶ親子連れ=県提供
      寄贈された県産材の遊具で遊ぶ親子連れ=県提供

     ◇食器やおもちゃ 県産材に触れる活動 県支援

     木のぬくもりを乳幼児に感じてもらう「木育」に、県が取り組んでいる。先月には活動を支援する東京のNPOとの連携が決まり、寄付を受けた県産材で作ったおもちゃのイベントも開催。幼い頃から木に触れることで豊かな心を育み、森林保全や林業振興への関心を高めたい考えだ。(川本修司)

     木育は2006年に国の森林・林業基本計画で促進が明記されており、全国の市町村で様々な取り組みが進められている。

     県は15年度から、市町が県産材の食器やおもちゃを購入して住民に贈る際、子ども1人に上限5000円で半額を補助する「ウッドスタート事業」を実施。これまで長浜、東近江、多賀3市町で、ヒノキで作ったお食い初めセットや積み木などをプレゼントする事業を支援している。

     今年度は、新たに事業を予定する湖南市への補助を計画。更に市町職員ら対象の研修会を開くなどして機運を高め、将来的には県内全域での事業展開、中学・高校向けの木育も目指したいとする。

    • ウッドスタート宣言の調印を交わす三日月知事(右)と多田館長(県庁で)
      ウッドスタート宣言の調印を交わす三日月知事(右)と多田館長(県庁で)

     3月には、東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)を運営する認定NPO法人「日本グッド・トイ委員会」と、木育を推進する都道府県初の「ウッドスタート宣言」に調印。三日月知事と調印式に臨んだ多田千尋館長は「日本の木の素晴らしさを感じてもらい、地域振興のきっかけにもつなげてほしい」と期待を寄せた。

     県立びわ湖こどもの国(高島市)では、農林中央金庫大阪支店から寄贈を受けた県産材のテーブルや滑り台、おもちゃなどを披露するイベントを開催。今後も親子連れらが、ぬくもりのある木の感触を楽しむ機会を広げていく。

     県森林政策課は「木育は、県産材を身近に感じる第一歩。森との関わりを考える人づくりにも貢献したい」としている。

    2017年04月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP

    理想の新築一戸建て