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    桜400本 川沿い彩る…浜松・東大山

    10年かけ住民整備…17日から桜まつり

    • 昨年のまつりの様子。馬とふれ合えるイベントもあった(野中さん提供)
      昨年のまつりの様子。馬とふれ合えるイベントもあった(野中さん提供)
    • ふくらんできた河津桜のつぼみに表情を緩める野中さん(2月1日撮影)
      ふくらんできた河津桜のつぼみに表情を緩める野中さん(2月1日撮影)

     浜松市西区の「東大山ひがしおおやまの河津桜」が、2月下旬~3月上旬に見頃を迎える。「地域のシンボルに」と住民らが荒れ地に手を入れ、10年かけて苗木を育ててきた。地区を流れる花川沿いの約1キロを彩る約400本の桜並木は県西部最大級で、17日から露店が並ぶ桜まつりも開かれる。

     西区大山町の東大山地区は、東名高速道路の浜松西インターチェンジ(IC)から約1キロ・メートル北にあり、約70世帯200人が暮らす。かつては田園風景が広がっていたが、耕作放棄地の増加とともに農地は荒れ、花川の堤には葛や野バラが生い茂っていた。

     東大山で生まれ育ち、バスの運転手をしていた野中真八郎さん(72)は、「昔のように故郷を美しくしたい」と感じていた。地区の花壇を一緒に手入れしていた仲間らに声をかけ、早咲きの河津桜を堤に植えることを思いついた。

     炎天下に有志で力を合わせて堤の雑草を刈り取った。太く茂った木々の伐採は、チェーンソーを持っている住民が買って出た。県の補助金を活用して苗木を購入、2007年と08年に約150本ずつ植え、その後も少しずつ本数を増やしてきた。

     桜は順調に成長し、花も咲くようになったことから、2年前に桜まつりを始めた。耕作放棄地で育てた菜の花とのコントラストが美しく、おでんなどの食べ物や地元の野菜を売る屋台も並ぶ。来場者用の駐車場は、地区の住民や工場が用地を提供し、今回は9か所計約300台分を用意する。

     まつりには16年に延べ約1万人、17年は同2万人が訪れた。野中さんは、「これといった名所もなかった地区に多くの人が集まるようになり、苦労してきたかいがあった。春一番を告げる桜を楽しんでほしい」と、来場を呼びかけている。

     会場は大山町と桜台の境にある花川の両堤防。カーナビゲーションシステムかスマートフォンの地図検索機能で「西区大山町2671」と入力すると会場近くに着く。まつりは17日~3月11日の土、日曜日に開催予定だ。

    2018年02月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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