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    昨年の大麻押収量、平成で最多

    前年の2.4倍、薬物犯罪 7割が再犯

     県警が2017年に押収した大麻が7・758キロと前年の2・4倍に上り、平成に入って最多となったことが、県警組織犯罪対策2課のまとめでわかった。また、大麻や覚醒剤など薬物犯罪の検挙人数241人のうち7割に迫る166人が再犯者で、依存性の高さが改めて浮き彫りとなった。

     同課によると、県内の大麻押収量は08~14年は0・014~2・885キロで推移していた。しかし、14~15年に規制・摘発強化が進んだ危険ドラッグから大麻に流れる人が増えて需要が高まり、15年に1・45キロ、16年に3・219キロと増加していた。

     県警と県薬務課は17年、大麻の密売という営利目的での所持や栽培を大麻取締法違反容疑で相次いで摘発した。8~9月には、大麻を大量に栽培していた宇都宮市の男を逮捕。これを端緒に10月、東京都の男をインターネットでの販売という営利目的で所持していたとして逮捕し、約1・1キロを押収した。

     11月には県内の男2人を鹿沼市の住宅で大麻を所持・栽培していたとして逮捕。1回あたりでは平成に入ってから最多となる約5・9キロ(末端価格約3540万円)を押収した。

     大麻のほか、覚醒剤や麻薬などの「薬物事犯」の検挙人数は、13年から17年まで219~252人で推移している。この間の再犯率は約54~64%だったが、17年は68・9%に上った。40歳代が93人と最も多く、30歳代が70人、50歳以上が59人、20歳代が18人、10歳代が1人だった。

     県警組織犯罪対策2課は「依存性が高く、若い頃に薬物を覚えてしまった人が、30~50歳代で再び手を出してしまうケースが多い。取り締まりの強化はもちろん、関係機関と連携して、乱用・再犯の防止や啓発に一層力を入れていきたい」としている。

    2018年02月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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