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    「タカの渡り」季節到来

     ◇鳴門に1万羽飛来

     ◇9月16日講演会写真展も

     9~11月のシーズンに1万羽近くが飛来する「鳴門のタカの渡り」を紹介する講演会が16日、鳴門市撫養町南浜の化粧品店「ひかりやワイワイプラザ本店」で開かれる。タカは普段、姿を隠して獲物を狙うが、越冬のために飛来する際は大きく翼を広げる。東南アジアまで旅をする種類もおり、主催する日本野鳥の会県支部は「雄大な姿にロマンを感じてほしい」とアピールしている。(古市豪)

     同支部によると、鳴門市からは、淡路島、本州へと小刻みに陸地が続き、羽を休めながら移動できるため、多くの渡り鳥が鳴門市の上空を通過。各地で見ることができるが、中でも高台にある鳴門山展望台(鳴門町土佐泊浦)や島田島の四方見よもみ展望台は渡りの絶好の観察スポットという。

     タカの渡りは9月から始まり、カラス大の大きさのサシバ、ずんぐりとした体形が特徴のノスリ、ハチを主食とし、幅が広くて長い翼を持つハチクマが見られ、10月からは翼をはばたかせて飛ぶ小型のハイタカが加わる。50~100羽が群れとなって大空を旋回する「たか柱」は壮観で、多い時には1日に1000羽が飛び交うこともあるという。

     同支部は「鳴門のタカの渡り」を貴重な観光資源としてPRしているが、近年は餌場や休憩地が減り、飛来するタカの数が減少傾向にあるといい、「タカを知り、自然を守ることの大切さを理解する機会にしてほしい」と期待する。

     講演会は16日午後3時から。無料。ひかりやワイワイプラザ本店では30日まで、80点の写真で紹介する写真展を開催。23日は午前9時から正午、鳴門山と四方見の展望台で観察会を開く予定で、参加者を募集している。講演会、観察会とも問い合わせは同支部(088・633・0180)。

    2017年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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