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    グラススキー 世界大会V…日野の高1 川手さん

     日野市の高校1年生、川手健太郎さん(15)が、グラススキーの世界大会(国際スキー連盟が主催)の16歳以下の部に出場し、大回転(ジャイアントスラローム)で優勝した。通っている明星高校(府中市)ではスキー部に入っており、目標の全国高校総体(インターハイ)出場に向けて自信を深めている。

     グラススキーは、ローラーのついた長さ70センチ~1メートルほどの特殊な板を使用し、芝の斜面を滑走する競技。日本グラススキー協会によると、ドイツ発祥で、スキーの夏場のトレーニングとして広まったという。

     両親の影響で幼い頃からスキーを始めた川手さんは、小学生になると大会に参加し始めた。グラススキーと出会ったのは6年生の頃。全国レベルの選手にはなかなか歯が立たず、練習に打ち込んでいた時期に、友人に誘われてグラススキーに挑戦した。

     「夏場の軽い練習のつもりだった」というが、鮮やかな緑色が広がる斜面を滑走する爽快感は、雪上とは違う魅力があった。しかもその冬、ゲレンデを滑ると、以前より速く滑れる感覚があった。ほぼ毎週末、会社員の父・健司さん(53)の車で山梨県のサンパーク都留グラススキークラブに連れて行ってもらうようになり、努力を重ねた。

     成果は、昨年9月に表れた。市立日野第四中学校3年生で臨んだ世界大会の日本代表選考レース。「代表に選ばれるために一生懸命だった」というレースに勝ち、1枠しかない世界大会への出場権をつかんだ。

     「日本で戦った強いライバルに勝てたなら、世界でも通用するはずと思っていた」。今年7月下旬にオーストリアで開かれた世界大会は自信を持って臨み、優勝。15歳で初挑戦した世界の舞台で結果を出した。「一回り以上も大きな海外の選手に勝て、自信になる」と今後への手応えを語っている。

    2017年09月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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