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    投手 歌でプロの道…元亜大野球部・小山さんデビュー

    「DEEN」池森さんプロデュース

    • プロデビューを前にステージで歌を披露する小山さん(7日、立川市曙町で)
      プロデビューを前にステージで歌を披露する小山さん(7日、立川市曙町で)

     マウンドからステージへ――。亜細亜大学硬式野球部の投手だった4年生、小山翔吾さん(22)(あきる野市)がプロ歌手としてデビューした。J―POPグループ「DEEN」のボーカル、池森秀一さんがプロデュースしており、小山さんは「聴いていただいた方に希望を持ってもらえるように歌いたい」と意気込んでいる。

    監督と面接転機に

     小山さんは京都市出身。小学生で野球を始め、中学生から投手に。右投げで、チェンジアップなど落ちる変化球には自信があった。甲子園の出場経験はないが、東都大学リーグ強豪の亜大に進学し、2年生の時、1試合登板した。

     もともと歌が好きで、テレビ番組やインターネットで歌い方を研究することはあったが、バンド活動などの音楽経験は一切なかった。しかし、日本武道館で行われたDEENのライブをチームメートと一緒に見て、「歌であれだけ多くの客が反応するのか」と感動。歌手への思いが膨らんでいった。

     転機は3年生の時。卒業後の進路についての面接で、生田勉監督に「歌手になりたいんです」と宣言した。生田監督から知人の池森さんを紹介してもらい、歌を披露したところ、「とてもつやっぽく、低音も高音も豊かで驚いた」(池森さん)と、プロデュースを引き受けてくれることになった。

     「失恋のつらい思いを描いた」と、自ら歌詞を書いたバラード曲「今すぐに逢いにゆくから」ができあがった。バックバンドの演奏で収録も終え、「ダイヤモンドレコーズ」というレーベルから今月、iTunes(アイチューンズ)で配信が始まった。近く、CDデビューも予定している。

     「投手として打者と対戦することと、歌手がライブで観客を引き込むことは共通していると思う。大学での4年間で教えてもらったことを生かしていきたい」と小山さん。昨年11月に野球部は引退し、卒業論文も無事終えた。今後はラブソングで多くの人の心を揺さぶるつもりだ。

    2018年02月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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