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    鳥取城北高 初の頂点

    • 最優秀賞を受賞した城北新聞79号の紙面の一ページ
      最優秀賞を受賞した城北新聞79号の紙面の一ページ

     ◇高校総体新聞コンクール

     ◇臨場感ある記事 迫力の写真評価

     今夏の全国高校総体(インターハイ)や予選などを取材した学校新聞を顕彰する「第4回高校新聞部インターハイ新聞コンクール」(読売新聞社主催)で、鳥取城北高(鳥取市)の新聞部が初めて最優秀賞に輝いた。綿密な取材が評価されての受賞に、部員たちは「苦労が報われてうれしい。これからも読み応えのある記事を書いていきたい」と喜んでいる。(滝口憲洋)

     創部は2005年。現在は2年生7人、1年生5人が所属し、「城北かわら版」を月1、2回、「城北新聞」を2~3か月に1回のペースで発行している。同コンクールでは昨年、写真部門で優秀賞に選ばれ、県の高校新聞コンクールでも過去3度、最優秀賞を獲得した実力を誇る。

     今回の受賞は、インターハイ県予選を特集した新聞(78、79号)と、8、9月に全国大会の結果を報じたかわら版(139、140号)。「今年は記事でも読ませる」を合言葉に、県予選が始まる2週間前から出場選手のリサーチなど準備を始め、編集方針を固めた。

     新聞78号では試合結果のほか、けがやスランプなどを乗り越えて活躍した10選手の人物像や大会にかけた思いに迫る記事を掲載。躍動感ある20枚以上の写真を「ベストショット集」として取り上げ、選手たちの奮闘ぶりを紙面で紹介した。

     79号では、女子バスケットボール部が1点差で競り勝った準々決勝の一戦を、「記憶に残る接戦に感動」との大見出しとともに詳報。取材した2年、佐藤亜海さん(16)は「試合を見ていない人でも、情景が浮かぶように心がけた」と、目まぐるしく流れが変わった試合展開や会場の熱気、選手の談話などを書き留め、臨場感たっぷりに伝えた。

     撮りためた写真は約4000枚、取材・編集にかけた時間は昨年の2倍以上に及んだといい、コンクールの講評では「新聞部員の記者魂を感じる。随所に読み応えのある記事があった」と高い評価を得た。部長の2年、湯村美鈴さん(16)は「とにかく丁寧に、たくさん取材して、人物や内容を掘り下げたことが認められた」と笑みをこぼした。

    調査報道挑戦したい 今後は、社会問題に切り込んでいくような企画や、アンケートなどを基にした調査報道に挑戦したいという。湯村さんは「今回の経験を下級生らに引き継ぎ、『一歩踏み込んだ取材』を新聞部の伝統にしていきたい」と意気込んでいる。

    2017年11月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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