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    欧州野菜ルバーブ栽培 周南・長穂地区の農家

    • 桑田さんが栽培しているルバーブ
      桑田さんが栽培しているルバーブ
    • 桑田さん
      桑田さん

     欧州でジャムや菓子の材料として親しまれる野菜「ルバーブ」が、周南市北部の長穂地区で栽培されている。国内での知名度はいま一つだが、地元の農家桑田達男さん(64)が「地域の特産野菜に育てたい」と、5年前から試験的に作り始めていて、普及にも乗り出す。(本岡辰章)

     ルバーブはシベリア原産のタデ科の植物で、食物繊維やカリウムなどを豊富に含む。強い酸味が特徴で、茎の部分を甘く煮込んでジャムにしたり、ケーキ、パイの材料に使ったりするのが一般的という。国内では長野県や北海道など涼しい地域で栽培されている。

     桑田さんは自身も周南市の鉄鋼会社で働きながら、ブルーベリーなどを栽培。家庭菜園の本を読んでいて、ルバーブに出合った。

     長穂地区は標高300メートル以上の山あいに位置し、涼しい場所を好むルバーブの栽培に適しているという。「珍しい野菜なので、うまく栽培して販売できれば長穂地区の知名度アップにもつながる」。そう考えた桑田さんは定年退職後の2012年夏、栽培を始めた。

     ただ、当初は、市内の農産物直売所などに出しても売れず、食べた時の「土臭い香り」が不評だった。そこで16年春に品種を変更。茎の部分が赤くきれいに色付く株を選別し、栽培時の暑さ対策にも取り組んだところ、独特な臭みは取れて、「さわやかな酸味のおいしい味」になったという。

     収穫は春と秋の年2回。桑田さんは約200平方メートルの畑に約100株を植えている。ルバーブを使ったジャム作りにも挑戦中だ。「他の農家に栽培のノウハウを伝え、栽培面積をもっと増やしたい。ルバーブで過疎高齢化が進む地域を元気づけたい」と意気込む。

    2017年03月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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