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    維新コスプレ舞踏会 伊藤公記念公園 着物やドレスで交流

    • 仮装舞踏会をイメージした衣装などを着た参加者
      仮装舞踏会をイメージした衣装などを着た参加者

     光市の市民団体「光市のカルチャーを勝手に作る会」は、同市出身の初代首相・伊藤博文のイメージキャラクターを制作するなどして、地域の活性化に取り組んでいる。18日は同市の伊藤公記念公園で、「コスプレ維新の日」というイベントを開いた。会員は、伊藤が首相だった130年前に官邸で開かれた仮装舞踏会について事前に研究。会場は、当時をイメージして仮装した参加者でにぎわった。

     真っ黒のロングコートを着た伊藤や、華やかな着物、鮮やかなドレスの女性――。復元された伊藤の生家が立つ同公園の庭園には、きらびやかな衣装をまとった約40人が集まった。アニメキャラクターにふんした若者もおり、互いに写真を撮影し合っていた。「130年前もこのように楽しい雰囲気だったのだろう。若者が交流を深めてくれてうれしい」。同会会長の足立基樹さん(39)は満足そうだった。

     足立さんは、市内でカフェを経営。3年ほど前、コスプレ撮影会の会場として店を貸し出した際、若者が楽しそうに交流する様子を見て興味を持った。地域の活性化に活用できないかと思いつき、知り合いのアニメ愛好家らと話し合い、2014年に同会を結成した。

     まもなく、「俊輔」と名乗っていた若い頃の伊藤をモデルにしたキャラクター「伊藤俊輔」を制作。地域の白砂青松の海岸などをイメージした女性「虹森あかり」も作り、市内の飲食店を紹介するパンフレットに印刷するなどした。

     15年には、伊藤の出身地が光市であることをアピールしようと、同公園でコスプレイベントを初めて開催。16年も開き、会場には「伊藤俊輔」らの等身大パネルを設置。幕末の志士の格好をした若者らが集まった。

     同会は、1887年、伊藤首相の官邸で仮装舞踏会が開かれたことを知り、図書館などで文献を調査。イタリア貴族に仮装した伊藤夫妻や、奇兵隊士姿の山県有朋らが参加していたことがわかった。調査結果を今回のイベント参加者に参考にしてもらうため、ウェブサイトで公開した。

     会員は現在、11人。足立さんは「来年は明治維新から150年となる。ウェブサイトでも情報を発信し、光市を一層活気づけたい」と意気込んでいる。

    2017年03月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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