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    まとめ読み「NEWS通」

    Wii、スマブラ…任天堂・岩田聡社長死去

    • 決算発表の記者会見をする任天堂の岩田聡社長(2015年5月7日、大阪市中央区で)
      決算発表の記者会見をする任天堂の岩田聡社長(2015年5月7日、大阪市中央区で)

     任天堂社長の岩田聡(いわた・さとる)氏が11日、胆管腫瘍のため死去した。55歳だった。ゲームソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「星のカービィ」といった人気作の開発、「ニンテンドーDS」、「Wii(ウィー)」をはじめとした新ゲーム機の投入など、任天堂を引っ張り続けた岩田社長のこれまでを振り返ります。

    プログラマーとして活躍

     岩田氏は北海道出身。1982年に東京工業大を卒業後、ゲーム制作会社「ハル研究所」にプログラマーとして入社、93年に社長に。同社では、任天堂向けゲームソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「星のカービィ」などの人気作の開発を手がけた。

    • 会見で抱負を語る岩田聡・任天堂新社長(2002年5月30日)
      会見で抱負を語る岩田聡・任天堂新社長(2002年5月30日)

    42歳で任天堂の社長に抜てき

     2000年、当時の任天堂社長の山内(ひろし)氏(13年9月に死去)に請われ、取締役として入社。42歳だった02年、50年以上社長を務めた山内氏の後任として社長に抜てきされた。

    [顔]世界の「ニンテンドー」社長は42歳(2002年06月05日)
     …ゲーム業界は競争が激しくなる一方だ。現状を「おなかがいっぱいの王様に、さらにごちそうを勧めるようなもの」と分析する。勝ち残るのは「結局、おもしろいソフトを作れるかどうかにかかっています」。
     好きなゲームは「星のカービィとスマッシュブラザーズ」だという。なぜかと聞くと「自分で開発にかかわったゲームですから」とにっこり笑った。

    「DS」「Wii」…幅広い世代が楽しめるゲームを

    • インタビューに応じた任天堂の岩田聡社長(2006年撮影)
      インタビューに応じた任天堂の岩田聡社長(2006年撮影)
    • 将来への成長シナリオを語る任天堂の岩田聡社長(2015年2月6日、京都市南区で)
      将来への成長シナリオを語る任天堂の岩田聡社長(2015年2月6日、京都市南区で)

     携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」(04年発売)、据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」(06年発売)を投入し、ともに世界での累計販売台数が1億台を超える大ヒットになった。

    ボタン操作が苦手でも… 任天堂が新型ゲーム機を披露(2004年10月08日)
     ゲーム機大手の任天堂は7日、新型携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」(12月2日発売)の内覧会を都内で開き、報道機関やゲーム業界関係者に遊び方などを披露した。
     岩田聡社長は「驚きと珍しさを与え、初めての人でも楽しめるゲーム機」と、自信を見せた。

    「Wii」販売年内100万台に自信(2006年11月04日)
     任天堂の岩田聡社長は読売新聞の取材に応じ、12月2日発売の据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」を、初日だけで約40万台出荷する計画を明らかにした。
     ――SCEや米マイクロソフト(MS)のライバル機に対する勝算は。
     「Wiiは年内に出荷する400万台のうち、4分の1を国内に割り当てる。流通関係者からの引き合いは非常に強く、100万台は年内に売れる。片手でも使える業界初のコントローラーを採用するなど、ゲームになじみのなかった人たちにむけて開発した」

    家庭用ゲーム機苦戦、スマホゲームにも進出

    • 資本・業務提携を発表し、記者会見後に握手するDeNAの守安功社長(左)と任天堂の岩田聡社長(2015年3月17日)
      資本・業務提携を発表し、記者会見後に握手するDeNAの守安功社長(左)と任天堂の岩田聡社長(2015年3月17日)

     任天堂とディー・エヌ・エー(DeNA)は17日、資本・業務提携で合意し、スマートフォン向けゲームを共同開発すると発表した。任天堂はスマホゲーム市場に初参入する。これまで自社で開発したゲーム機を事業の中核に据え、ゲームは自社の専用機向けだった。スマホ台頭で2014年3月期まで3期連続で営業利益が赤字に陥っており、方針を転換する。(2015年03月18日)

    ゲームへの情熱…岩田社長のことば

    ・2005年「狙い通りの展開だ」

     ――携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の売れ行きは。
     「昨年十一月末に米国で先行発売して以降、年末までに世界で二百八十万台を出荷し、当初計画を八十万台上回った。購入者を分析すると、(これまで強かった)子供に加え、十九歳以上の年齢層や女性に広がっている。ゲーム離れを食い止めるため、複雑になりすぎた機能を見直し、手軽に楽しめるゲーム機を目指した。狙い通りの展開だ」

    ・2006年「家族全員で遊べるゲーム機を」

     「家族全員で遊べるゲーム機を目指している。ライバル社のようにひたすら高機能化を図るのでなく、新たな顧客を取り込むことを最重視したい。任天堂にとっての脅威は他社ではなく、ゲームへの無関心だ。それを克服すれば、手つかずの広大な市場がまだまだ開拓できるだろう」

    ・2008「『飽き』との戦い」

     「一過性のブームに終わらせないためには、お客さんが飽きていくスピードより早く、次の魅力的なものを出さないといけない。『飽き』との戦いだ」

    ・2010年「ソフトがビジネス決める」

     「我々のビジネスはソフトが決める。…新作ソフトをいくつ出すかよりも、売れているソフトが常に市場にある状態を作れるかどうかだ。そのために、飽きた人に『これが面白いですよ』という次の1本をちゃんと提供する」

    任天堂・岩田聡社長追悼メッセージ募集

     「スマブラ」や「カービィ」といった人気作の思い出、「DS」や「Wii」で遊んだ興奮……。たくさんの楽しみを提供してくれた岩田社長への追悼メッセージをお寄せください。

     

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    2015年07月13日 19時13分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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