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    夏の味、資源管理と両立は…ウナギまとめ

     ウナギが最も食べられる「土用の(うし)の日」。日本の食文化として愛されるウナギだが、昨年、ニホンウナギが国際機関から絶滅危惧種に指定されるなど、資源管理との両立が問われている。ウナギをとりまく状況をまとめた。

    • 土用の丑の日に販売する1万6200円のうな重(22日、大阪市北区で)=米山要撮影
      土用の丑の日に販売する1万6200円のうな重(22日、大阪市北区で)=米山要撮影

    供給量増加で商戦好調…景気も後押し

     スーパーや百貨店でウナギ商戦が本格化している。供給量の増加で昨年より値下がり傾向にあり、買い求める人が増えそうだ。景気の回復で、百貨店では高価格商品の売れ行きも伸びている。
     養殖ウナギの供給量は、前年の稚魚の漁獲量が関係する。昨年は稚魚が豊漁だったため、かば焼きの価格は「1割程度安くなっている」(ライフコーポレーション)という。イズミヤは「景気の回復などで需要が高まる」とみて供給を増やし、前年より1割多い売り上げを見込む。(2015年07月23日)

    ニホンウナギは絶滅危惧種

     国際自然保護連合(IUCN)は12日、野生生物が絶滅する恐れの程度を評価した「レッドリスト」で、不漁が続くニホンウナギを絶滅危惧種に指定したと発表した。
     ニホンウナギの評価は、3ランクある絶滅危惧種で2番目に深刻度が高い「絶滅危惧1B類」。一つの生物が最近3世代で50%以上減少したと推定されるケースで、「近い将来に野生で絶滅する危険性が高い」ことを示す。
     日本はウナギ類全体の約7割を消費する世界最大の消費国。国内で主に消費される4種のウナギは、国内消費が最も多いニホンウナギを含め、いずれも今回の検討対象になった。(2014年06月12日)

    【集中連載】ウナギ危機

    • 牛丼チェーンなどのウナギをDNA解析する北里大の吉永講師(神奈川県相模原市で)
      牛丼チェーンなどのウナギをDNA解析する北里大の吉永講師(神奈川県相模原市で)

    (1)シラス乱獲 放置のツケ(2014年07月23日)
    (2)資源管理 マグロ手本(2014年07月24日)
    (3)完全養殖 続く試行錯誤(2014年07月25日)
    (4)江戸発の文化 残すため(2014年07月26日)

    • 専門店で焼き上がったウナギのかば焼き。輸出入が規制されれば遠い存在になりかねない(東京都大田区で)
      専門店で焼き上がったウナギのかば焼き。輸出入が規制されれば遠い存在になりかねない(東京都大田区で)


    ウナギの代わりにこんなものも

    • 近畿大が開発した「ウナギ味のナマズ」。24日に試験販売される(大阪市北区の近畿大学水産研究所大阪店で)
      近畿大が開発した「ウナギ味のナマズ」。24日に試験販売される(大阪市北区の近畿大学水産研究所大阪店で)

     近畿大は13日、資源の枯渇で価格が高騰しているウナギの代替品として「ウナギ味のナマズ」の開発に成功したと発表した。ナマズは泥臭いとされ、郷土料理を除いて需要は少ないが、水や餌を調整してウナギに近い食味を実現したとしている。今後量産化し、ウナギの半額程度での供給を目指す。
     近大農学部水産学科の有路昌彦准教授の研究室が、鹿児島県の養鰻(ようまん)会社「牧原養鰻」とともに6年かけて開発した。地下水で育てることで泥臭さをなくし、魚の養殖に使う7種類の配合飼料で脂ののりもウナギに近づけたという。かば焼きの焼き方を工夫することで、本物に近い食感も出したとしている。(2015年07月14日)

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    (4)江戸発の文化 残すため(2014年07月26日)
    (3)完全養殖 続く試行錯誤(2014年07月25日)
    (2)資源管理 マグロ手本(2014年07月24日)
    (1)シラス乱獲 放置のツケ(2014年07月23日)
    ニホンウナギ、絶滅危惧種に指定(2014年06月12日)

    2015年07月24日 12時37分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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