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    「あぐに」「いぜな」…不思議な船名の由来は?

     「あぐに」「いぜな」――。いったい何の名前かわかるだろうか。実は、2月に就役した海上保安庁の巡視船の名前だ。あまり聞き覚えのない響きだが、どんな意味なのだろうか。

    • 巡視船「あぐに」(海上保安庁提供)
      巡視船「あぐに」(海上保安庁提供)
    • 巡視船「いぜな」(海上保安庁提供)
      巡視船「いぜな」(海上保安庁提供)

     海上保安庁に聞いたところ、「いずれも島の名前です」という答えが返ってきた。それぞれ、沖縄諸島の「粟国島」と「伊是名島」から名付けられたという。

     海上保安庁では、船の種類や大きさごとに、船名を付ける際の規則があるとのことだった。たとえば「あぐに」や「いぜな」など、大型の巡視船は半島や島、岬、山などの名前を使って命名するのだとか。

     今回の名前がどちらも沖縄にゆかりのある名前なのにも理由があった。「二つの船の配属が沖縄を管轄する第11管区海上保安本部に配属されたことが理由」だそうだ。海上保安庁の船は、このように配属される地域に関連した名前を付けられることが多いという。例を挙げると、北海道・根室には「くなしり」、横浜には「いず」といった船が配属されている。

     また、船にも配置換えがあり、その場合は配属先に合わせて名前も変更するという。たとえば、1月に引退した巡視船「おしか」は、もともと沖縄で「くにがみ」(沖縄県の地名が由来)として人生ならぬ「船生」をスタート。その後、宮城海上保安部に配置換えをして日本三景の一つ「松島」から命名された「まつしま」、牡鹿半島が由来の「おしか」と名前を変えた。「2代目、3代目と同じ船名を『襲名』することもあるんですよ」と教えてくれた。ちなみに、民間の船も航路の変更などで名前を変える例があるそうだ。

     普段あまり気にせずに見ている船名にも、配属先の住民に親しまれるよう、いろいろと工夫がされているようだ。

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    2016年03月11日 09時32分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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