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    熊本地震

    九州・山口で強い風雨、捜索中断…大雨対策まとめ

     熊本県を中心に相次いでいる地震は21日、震度7を観測した14日の「前震」から1週間を迎えた。熊本県には一時、大雨・洪水警報が出されるなど、九州は朝から強い風雨に見舞われた。熊本、大分両県では21日午前11時現在、17万人以上に避難指示・勧告が出され、同県南阿蘇村では自衛隊などによる捜索活動が天候不良で中断された。熊本県によると、一連の地震では、午前11時現在、48人が死亡、2人が安否不明となっている。気象庁は「一連の地震で地盤の緩んでいる地域では土砂災害の危険性が高まっている。地震活動や降雨の状況に十分に注意してほしい」と呼び掛けている。(記事はこちら

    防災関連リンク

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     +気象庁
     +日本気象協会
     +国土交通省 川の防災情報

    避難のあり方

     気象庁では2013年から、数十年に一度という豪雨が予想される際、「特別警報」を出すようになった=図=。自治体からも命を脅かす危険性が高くなるに従い、「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」が出される。テレビなどから情報を集め、避難を検討する。

     特に、近くの河川があふれそうな場合や自宅裏に急傾斜地がある場合は、早急な避難が必要だ。防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんは、「なるべく早く、それも日中に自治体が指定する場所に避難して」と助言する。夜間は暗く、側溝などに足を取られる可能性があるからだ。ただ、濁流などで避難が難しい場合は無理をせず、2階など高い所に移ることも検討する。

     「上流域の雨が下流域に押し寄せ、急に増水する可能性がある。住んでいる地域の雨がやんでも警戒は怠らないで。雨量や水位の情報は自分から探すよう心掛けましょう」

    事前の準備

     国土交通省では水害に備え、ハザードマップで自宅周辺の避難所を確認することを勧めている。マップは水害などの被害想定がまとめられ、避難路や避難所も明記されている。

     同省のハザードマップのポータルサイトでは、全国の市町村の洪水ハザードマップを見ることができる。各市町村のホームページなどでも確認できる。

     避難時の持ち出し袋も、もう一度確認したい=表=。玄関などすぐに持ち出せる場所に置いておく。入れる物は、子どもや高齢者がいる場合など家族構成を考慮する。

    (→記事へ)(2015年09月16日)

    • 気象庁「雨の強さと降り方」をもとに作成(表中の画像は気象庁提供)
      気象庁「雨の強さと降り方」をもとに作成(表中の画像は気象庁提供)

    大雨や台風で起きる被害

    • 局地的な豪雨で、土砂崩れが発生した現場(2014年8月20日、広島市安佐南区八木で、本社ヘリから)
      局地的な豪雨で、土砂崩れが発生した現場(2014年8月20日、広島市安佐南区八木で、本社ヘリから)

     大雨(集中豪雨)や台風によって起きる災害は、大きく分けて以下の6種類に分けられる。

    (1)土砂崩れ…土石流、がけ崩れ
     ・広島土砂崩れ、18人死亡…未明に豪雨(2014年08月20日)

    (2)浸水…用水路などの氾濫、道路の冠水
     ・大雨、排水処理能力超す?…福知山冠水(2014年08月18日)
     ・水たまりのある道路、安全に走行するには?(2014年10月03日)

    (3)洪水

    (4)暴風…転倒事故、建物の損壊、竜巻
    竜巻、全国で10か所…台風18号影響(2013年09月19日)
    強風で住宅損壊40棟、52人けが…台風19号(2014年10月14日)

    (5)高潮
    北海道などで暴風雪…根室で高潮(2014年12月17日)

    (6)高波

    日ごろの備え

    ・側溝や排水溝の掃除をし、水はけをよくする
    ・非常用品の備蓄
    ・家族で緊急連絡先や手段、集合場所などを決めておく
    ・家の近くのハザードマップをチェックしておく
    (日本気象協会 tenki.jpより)

    災害が起きそうなときは

    • 雨水を川に流すポンプが設置されている施設(中央)。冠水によってポンプが動かなくなった(2014年8月17日、京都府福知山市で、本社ヘリから)
      雨水を川に流すポンプが設置されている施設(中央)。冠水によってポンプが動かなくなった(2014年8月17日、京都府福知山市で、本社ヘリから)

    情報の収集

     大雨や台風は、事前にある程度予測することができる数少ない災害。

     テレビやインターネットの天気予報をチェックする。特に、注意報や警報には注意する。自治体によっては、防災気象情報を送るメールサービスを実施しているところもある。

     降り始めたら、降水量に注意する。近くに河川がある場合、水位情報も確認するとよい。水位情報は自治体のホームページなどで確認できる。

    家の周りを再点検

    ・強風で飛ばされそうなものは、室内にしまう
    ・床上の浸水対策として、家財や家電を2階に移動する
    ・断水に備えて、飲料水を確保する
    (日本気象協会 tenki.jpより)

    大雨になったら

     外出は控える。道路の水位20センチでこどもが、70センチで大人の男性が行動できなくなる。特に、夜間の外出はしない。都市部では、遠い避難場所よりも2階に避難した方が安全な場合も多い。ただし、洪水や土砂災害のおそれがある場合は、早めに避難する。

     避難する場合は、なるべく少ない持ち物で、リュックサックなどで両手を自由に使えるようにする。避難前には、火の元やガスの元、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認する。

    2016年04月21日 13時13分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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