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    「グラウンドで倒れても」79歳の老将、大学野球全国大会へ

    • 花園大・西岡義夫監督
      花園大・西岡義夫監督

     今秋に80歳を迎える球界の老将が、全国の強豪に挑む。

     東京六大学、東都など全国27の大学野球リーグ代表が集まり「大学日本一」を決める全日本大学野球選手権大会(全日本大学野球連盟主催)が6月6日、開幕する。京都、滋賀の13大学が加盟する京滋大学野球リーグから、代表として初出場するのは花園大(京都市)。率いるのは79歳の西岡義夫監督だ。

     花園大は同リーグ一部(6校)で、昨年秋季まで3季連続の最下位と低迷していた。しかし、今春に西岡監督が就任すると、「楽しく、笑顔で、励ましあい」をモットーに、快進撃を続け、1991年の創部以来初のリーグ優勝を果たした。

     西岡監督は高校野球の監督として通算43年の経験があり、1960年代から70年代にかけて、滋賀・伊香高の監督として3度甲子園出場を果たした実績がある。しかし、大学野球の監督を務めるのは花園大が初めてだ。高校の監督時代は当初、「礼儀、闘志、忍耐」というモットーで、選手に厳しい練習を課していた。しかし、成人もいる大学生に対しては、自主性を重んじ、作戦やサインはある程度、主将やコーチに任せている。それでも、「自分自身は、グラウンドで倒れてもいいという覚悟と情熱を持ってやってきた」という。

     全日本大学野球連盟によると、「所属大学の監督の最高齢は把握していない」ということだが、今秋に80歳の誕生日を迎える指揮官が、全国大会に出場するのは、きわめて異例なのは間違いない。一概に比較はできないが、プロ野球では、監督として3度の日本一に輝いた野村克也さんが、2009年、74歳まで楽天の指揮を執った。高校野球では、茨城・常総学院高などで3度の全国制覇を果たした木内幸男さんが80歳まで監督を務めたが、最後に全国大会出場を果たしたのは、78歳だった2009年夏の甲子園。このときの常総学院は初戦敗退だった。

     現在でもノックの1回り目は自らバットを握るという西岡監督。「(全日本では)ひとつ勝てば、(東京六大学の代表)明治大と対戦できる。ひそかに狙っているんです」と、闘志を燃やしている。

    2016年05月30日 11時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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