トピックス国際
羊飼いが居眠りをした結果……
メディア局編集部
スペイン北東部のウエスカで、羊飼いが居眠りしている間に、約1300頭の羊が待機していた空き地から逃げ出し、大通りを占拠するという事件が起きた。
事件が起きたのは今月7日未明。午前4時11分、住民から「羊の大群が大通りを歩き回っている」との通報が警察にあった。警察は現場に急行するとともに、羊飼いを探した。
警察が羊飼いを探し当てた時、羊飼いはまだ寝ていて、羊が逃げ出したことに気付いていなかったという。
羊の大群が通りを占拠した映像はインターネット上で公開され、視聴者から「羊飼いは羊を数えながら寝てしまったのかもね」といったコメントが寄せられている。
この羊の群れは、警察と羊飼いによって無事、元の空き地に戻された。
羊は夏を前にピレネー山中の放牧地に向かって大移動の最中だった。ウエスカの市街地を通過する際は警察が付き添い、交通整理をすることになっていて、午前7時までは市街地の外で待機する約束だった。
羊は市街地の入り口にある車検場わきの空き地で待機していたが、羊飼いが寝てしまったため、勝手に移動を始めてしまったらしい。
羊の群れは予定通り午前7時、今度は警察に見守られながらウエスカを通過し、ピレネーに向かった。
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2016年06月15日 13時53分
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