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    トピックス社会

    花火が消える東京湾…新・浴衣スポットの「正体」は?

    メディア局編集部

    • 船内で行われたダンスイベント
      船内で行われたダンスイベント

     いよいよ夏本番。今年は、隅田川花火大会などと並ぶ東京のメジャーな花火大会「東京湾大華火祭」が、2020年東京五輪・パラリンピックの選手村整備のため休止となりガッカリの人も多いかもしれないが、その東京湾の新たな「浴衣スポット」候補にも注目したい。

     東海汽船(本社・東京都港区)が運航する「東京湾納涼船」は、浴衣姿で乗船すれば料金割引(平日)のサービスに加え、この夏は浴衣のレンタルを開始。船内を浴衣の男女で埋め尽くそうと躍起だ。

    • 納涼船の乗客数推移
      納涼船の乗客数推移

     船は毎晩午後7時過ぎ、羽田沖に向けて出港する。定員1700人の「さるびあ丸」船内は若者たちの歓声が響き、風流な「納涼船」というより、熱気漂う「夏祭り」の雰囲気だ。納涼船の運航開始は1950年(昭和25年)からと歴史は古いが、浴衣客を集めるイベントを始めたのは2000年(平成12年)から。04年(平成16年)以降は、乗客の数、浴衣客の数ともに右肩上がりを続けているという。

    • 浴衣姿で航海を楽しむ女性たち
      浴衣姿で航海を楽しむ女性たち

     「浴衣を買っても着て行く場所がない」と嘆く女性らをターゲットに、同社はシーズン前から都内のデパートなどと連携してアピールを続けてきた。その結果、「今年は船内の『浴衣率』が一目でわかるほど高く、週末の夕方には、乗船場の竹芝桟橋から最寄りのJR浜松町駅までの道が、浴衣姿の方々で混み合うこともある」(同社旅客部)という。

    • 夜の東京湾・レインボーブリッジ付近を進む納涼船(東海汽船提供)
      夜の東京湾・レインボーブリッジ付近を進む納涼船(東海汽船提供)

     ところで、約2時間の航海を終え、竹芝桟橋に戻った船には慌しく清掃の手が入る。そして午後11時過ぎには再び桟橋を離れ、今度は伊豆諸島に向かう。東京港と神津島を約18時間半かけて往復する定期船が、次の航海までの約5時間半の間に、イベント船の役目も果たしているのだった。

    東京湾納涼船は10月10日まで運航。詳しくは東海汽船ホームページで。

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    2016年07月29日 16時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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