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    あの定番食品に災害対策バージョン

    メディア局編集部

     9月1日は「防災の日」。これを機会に備蓄用食品の賞味期限を確認したり、入れ替えたりの点検をしたい。備蓄食品といっても、いつも食べている“あの製品”にも備蓄用バージョンがあるし、いつも家庭で使っているおなじみのメーカーも備蓄食品を出している。幾つかご紹介しよう。

     江崎グリコでは、防災対策用として、賞味期間が製造後5年3か月間の「ビスコ保存缶」を2007年に発売し、すでに累計900万個以上販売している。「東日本大震災の11年は、防災意識の高まりもあり前年の約9.5倍売れました」(江崎グリコ広報)。5枚ずつ分包したものが6パック入っていて、家族でわけやすい。

     カゴメは、定番野菜ジュースの備蓄版「野菜一日これ一本 長期保存用」(190グラム)を昨年2月から販売している。11年の東日本大震災で、被災地の野菜不足が問題になったことを受けて、長期保存向けの研究を進めた結果、賞味期間5.5年を実現した。「野菜の保存食」と銘打っている。1缶に野菜1日分350グラム分を濃縮している。30缶入りの箱で参考小売価格4,500円(税別)。ネットのショッピングサイトなどで手に入る。

     エスビー食品は「備蓄用ビーフカレー」を販売している。賞味期間は通常のレトルトカレーの3~4倍の6年。同社のオンラインショップでは、「ただいまご注文いただいた場合、賞味期限は【2022年4月8日】の備蓄用ビーフカレーをお届けします」とある。レトルトカレーだが、温めなくてもおいしく食べられるため、電気、ガスが必要ないという。同社のオンラインショップでの価格は、1ケース(30個入)で8,553円(税込み)。その他のショッピングサイトでも購入できる。

     肉まんで知られる井村屋は、備蓄用の羊羹(ようかん)を出している。名づけて「えいようかん」。スティック状の羊羹1本でご飯一杯分のカロリーに当たる171キロカロリーを手軽に摂取できるのが“売り”で、5年間の長期保存が可能。水なしでも食べられるように適度に軟らかく、甘さも控えめにしたという。1本60グラムのスティックが5本入って、井村屋の「ウエブショップ」での価格は540円(税込み)。ホームセンターなどでも売っているという。

     永谷園ホールディングスは、昨年から自治体や企業向けに防災非常食「フリーズドライご飯」を販売している。炊いたご飯をフリーズドライにしたもので、お湯で3分、水でも5分でご飯になる。賞味期間は5年。パッケージや素材も納入先と相談して決めており、三重県松阪市には、松阪市で取れた米を使って、梅しそ味、わかめ味、ピラフ味、カレー味を納入している。松阪市が配布したものと一目でわかり、配られた市民が安心して食べられるように、「松阪市限定」とパッケージに明記している。この「フリーズドライご飯」、今後は、一般消費者への販売も検討するという。

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    2016年08月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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