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    まとめ読み「NEWS通」

    築地市場の豊洲移転問題

     東京・築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題を調査するため、都議会が強力な権限を持つ百条委員会を設置し、証人喚問を進めています。土壌汚染が判明していた豊洲の用地を都が東京ガスから購入するに至った経緯や、土地の売買契約で新たな費用負担を東京ガスに求めない「瑕疵(かし)担保責任の免責」が盛り込まれた背景が解明されるかどうかが焦点となっています。問題の経緯をまとめました。

    「偽証でない」浜渦氏反論、再喚問も応じる意向

    • 記者会見する浜渦元副知事(10日午後2時30分、都庁で)=若杉和希撮影
      記者会見する浜渦元副知事(10日午後2時30分、都庁で)=若杉和希撮影

     築地市場の移転先に決まった経緯を調査している都議会の百条委員会から、偽証認定される可能性が高まっている浜渦(はまうず)武生(たけお)元副知事(69)が10日、都庁で記者会見した。

     浜渦氏は「偽証ではない」と反論し、再喚問があれば応じる意向を示した。(→記事へ)(2017年4月10日)

    築地を移転せず改修なら7年734億円…都PT

    • 市場問題プロジェクトチームが検討する築地市場改修計画の完成イメージ
      市場問題プロジェクトチームが検討する築地市場改修計画の完成イメージ

     移転するかどうかが焦点となっている築地市場について、都の「市場問題プロジェクトチーム(PT)」の小島敏郎座長(弁護士)は8日、移転させず、市場施設を改修する場合の計画案を市場業者に示した。改修の総事業費は734億円。検討をさらに重ねた上で、5月に小池百合子知事へ提出する報告書に盛り込む。(→記事へ)(2017年4月9日)

    <最新・深読みチャンネル>「『築地』も取扱量大幅減…卸売市場は生き残れるか」

    浜渦氏の偽証、豊洲百条委が認定へ…本人は反論

     都議会の百条委員会で、元副知事の浜渦(はまうず)武生(たけお)氏の偽証が認定される見通しとなった。一方、浜渦氏は5日、読売新聞の取材に「偽証はしていない」と語り、10日に記者会見を開いて説明する考えを明らかにした。

     浜渦氏は、都と東京ガスが、市場移転に協力することに基本合意した2001年7月当時の都側の交渉責任者で、3月19日に百条委で証人喚問を受けた。浜渦氏は「担当は基本合意までで、そこから先は一切触っていない」と証言し、基本合意後に都が同社と結んだ土壌汚染対策に関する合意事項の存在は「知らない」と主張していた。(→記事へ)(2017年4月6日)

    元都幹部らの証人喚問…「知らない」繰り返す

     都議会の百条委員会が4月4日に開かれ、豊洲地区の地権者だった東京ガスとの交渉に携わった元都幹部3人の証人喚問が行われた。しかし、都が東京ガス側に、限定的な土壌汚染対策を認めた理由については「関知していない」「知らない」と繰り返し、真相解明は進まなかった。一方、都議からは、浜渦元副知事が3月19日にした証言に対し、「事実と異なる」として偽証を指摘する意見が相次いだ。

     この日、証言したのは、元知事本局長の前川燿男(あきお)・練馬区長、元政策報道室理事の赤星経昭(つねあき)氏、元知事本部部長の野村寛氏。都と同社が結んだ土地売買契約時に、東京ガスが追加の土壌汚染対策費を負担しない「瑕疵担保責任の免除」が盛り込まれるきっかけとなった2001年7月の「確認書」が、どのような経緯で締結されたのかについて、解明に期待がかかった。(→記事へ)(2017年4月5日)

    石原氏、責任認めるも「逆らいようがなかった」

     都議会の百条委員会は3月20日、豊洲地区への移転を決定した石原慎太郎元都知事(84)の証人喚問を行った。石原氏は、「行政(組織)のピラミッドの頂点にいた私が、全体の総意として決裁した」とトップとしての責任を認めた。ただ、移転先が豊洲地区になったのは「都庁全体の大きな流れがあり、逆らいようがなかった」と述べた。(17年3月20日)

    豊洲百条委で浜渦氏「水面下交渉、東ガス提案」

    • 百条委員会で答弁する元副知事の浜渦武生氏(19日午後5時15分、東京都議会議事堂で)
      百条委員会で答弁する元副知事の浜渦武生氏(19日午後5時15分、東京都議会議事堂で)

     都議会の百条委員会は19日、豊洲の用地の所有者だった東京ガスとの交渉を担当した当時の副知事、浜渦(はまうず)武生(たけお)氏(69)を証人喚問した。浜渦氏は、同社との間で行われた「水面下交渉」について、「水面下という言葉は東京ガスから提案があった」と証言。都と同社の担当者間で結ばれ、同社が行う土壌汚染対策の範囲を限定することを認めた「確認書」については「全く知らない」と繰り返した。(17年3月19日)

    豊洲「科学的には安全」…都の専門家会議が評価

     豊洲市場の安全性について検討している都の専門家会議が19日に開かれ、同市場の地下水から環境基準の100倍のベンゼンが検出されたとする再調査結果が公表された。(17年3月19日)

    東京ガス負担免除「私が決裁」…岡田元市場長

     都議会の百条委員会は18日、2003~12年に都中央卸売市場長を務めた4人を証人喚問した。11年3月に都と東京ガスが結んだ土地売買契約で、東京ガスに新たな土壌汚染対策費用を負担させない「瑕疵(かし)担保責任の免除」が盛り込まれた理由を、当時市場長だった岡田至氏は「要求をのまなければ永遠に合意できないと考えた」と説明した。(17年3月18日)

    環境基準100倍超のベンゼン検出…豊洲再調査

     豊洲市場の地下水モニタリング(継続監視)の再調査を実施した四つの調査機関が、前回調査で環境基準の79倍のベンゼンが出た調査地点から、それぞれ数十倍から100倍超のベンゼンを検出したことが、関係者への取材でわかった。(→記事へ)(17年3月18日)

    豊洲用地売却、安全宣言と引き換えか…交渉メモ

    • 証人喚問で答弁する福永正通・元東京都副知事(左、右は大矢実・元東京都中央卸売市場長)(3月11日)
      証人喚問で答弁する福永正通・元東京都副知事(左、右は大矢実・元東京都中央卸売市場長)(3月11日)

     築地市場の豊洲市場への移転問題を調査する都議会の百条委員会で11日、証人喚問が始まった。質疑の中で、交渉役だった浜渦武生元副知事と東京ガスによる「水面下の交渉」の一端が判明。豊洲地区の土壌汚染について都が「安全宣言」することと引き換えに、土地の売却を同社に迫ったとみられるメモが明らかにされた。(→記事へ)(17年3月12日)
    <深読みチャンネル>「豊洲移転問題、石原元都知事喚問を前に考えること」

    瑕疵担保責任の免責「知らなかった」

    • 記者の質問に答える石原氏(3月3日、日本記者クラブで)
      記者の質問に答える石原氏(3月3日、日本記者クラブで)

     築地市場から豊洲市場への移転問題で、都が移転先を決めた当時、都知事だった石原氏は3日午後、都内で記者会見を開いた。

     土壌汚染が判明していた東京ガスの工場跡地を移転先に決めたことについて、「裁可した最高責任者であることを認める」としつつも、「担当局や専門家、議会も含めて議論し、総意として上がってきたことを承諾しただけだ」と述べた。

     また、2011年3月に土地売買の契約を結んだ際、東京ガスがさらなる土壌汚染対策費を負担しないという「瑕疵担保責任の免責」が盛り込まれたことについては、「これまで知らなかった。報告も相談も受けていない」との認識を話した。

     一方、豊洲市場の安全性については「まったく安全で、今すぐ移転すべきだ。小池百合子知事には(移転しない)不作為の責任がある」と語気を強めた。(17年3月3日)

    都議会は徹底追及の構え

     「部下に任せていた」「記憶にない」といった説明を3日の記者会見で繰り返した石原氏。20日に石原氏の証人喚問を予定している都議会の百条委員会のメンバーは、「説明不十分だ」として、徹底追及する構えだ。

     自民党の舟坂誓生都議は「これまでの報道を超える内容は出てこなかった。百条委では、もっと都民に分かりやすい答弁を求めたい」と語り、民進党系の東京改革の酒井大史都議も「石原氏は責任を否定したが、あきれた。知事の立場にいながら部下に詳しい報告を求めなかったのなら、石原氏こそ不作為だったのではないか」と批判した。(17年3月4日)

    石原氏、小池都知事に「法的手続きを検討」

     石原氏は7日、築地市場の豊洲市場への移転延期を決めた小池百合子知事に対し、法的手続きを検討していることを明らかにした。関係者によると、移転延期で都が支出することになった業者への補償金や、豊洲市場の維持管理費などの返還を求める住民監査請求や住民訴訟を想定しているという。(17年3月8日)

    【動画】

    3月20日に開かれた元知事・石原慎太郎氏の証人喚問

    2017年04月10日 21時31分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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