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    まとめ読み「NEWS通」

    トランプ米大統領、シリアを攻撃~巡航ミサイル59発

     米軍がシリアの軍施設を巡航ミサイル59発で攻撃したことなどを受け、安倍首相は9日、トランプ米大統領と電話会談しました。北朝鮮への対応についても協議し、会談後はトランプ大統領の姿勢を「高く評価した」と語りました。最新の情報をまとめました。

    • 6日、米フロリダ州で、シリア攻撃について声明を発表するトランプ大統領(AFP時事)
      6日、米フロリダ州で、シリア攻撃について声明を発表するトランプ大統領(AFP時事)

    高岡豊・中東調査会研究員による分析…思わぬ副作用も(深読みチャンネル)

    村田晃嗣・同志社大学教授による分析…北朝鮮にも“警告”か(深読みチャンネル)

    シリア攻撃、首相が米の決意支持…電話会談で

     安倍首相は9日朝、米国のトランプ大統領と電話で約45分間会談し、米軍が行ったシリア攻撃について、化学兵器使用の抑止を目指す米国の決意を支持する考えを伝えた。両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発問題についても、連携を強化することで一致した。(4月10日)

    バノン氏影響力低下か…シリア攻撃反対通らず

     シリア空軍基地へのミサイル攻撃を巡り、トランプ米政権内の内紛が表面化した。米メディアによると、トランプ氏の最側近だったバノン大統領上級顧問・首席戦略官がシリア攻撃に反対する一方、トランプ氏の娘婿クシュナー大統領上級顧問が実施を求めたという。攻撃の実現は、バノン氏のホワイトハウス内での影響力低下を示している可能性がありそうだ。(4月9日)

    安保理、米露対立が激化…米は再攻撃も示唆

     国連安全保障理事会は7日(日本時間8日)、米国がシリアの軍事施設にミサイル攻撃を行ったことを受けて、緊急会合を開いた。ロシアが「国際法違反だ」と非難したのに対し、米国は攻撃の正当性を主張し、アサド政権を支援するロシアの批判を続けるなど、激しい非難の応酬が続いた。(4月8日)

    米が巡航ミサイル発射、シリア国軍施設に59発

    • 米軍艦船から発射されたトマホーク(米国防総省提供)
      米軍艦船から発射されたトマホーク(米国防総省提供)

     米国防総省は6日夜(日本時間7日午前)、米軍が巡航ミサイル「トマホーク」59発をシリアの同国軍施設に発射し、対シリア攻撃を開始したと発表した。

     シリアのアサド政権が同国北西部での空爆で化学兵器を使用したと断定し、報復措置として軍事作戦に踏み切った。トランプ米大統領は同日、米中首脳会談のため訪問していた米フロリダ州パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」で記者団に「化学兵器攻撃の拠点となったシリアの飛行場に軍事攻撃を行うよう、命令した」と明らかにした。アサド大統領の退陣も求めていくとみられる。化学兵器の使用を否定するシリアや、アサド氏を擁護してきたロシアなどが反発するのは必至で、シリア情勢は混迷を極めそうだ。(4月7日)

    日本政府は米露関係悪化を懸念

     日本政府は米軍がシリアを巡航ミサイルで攻撃したことを受け、情報収集を進めるとともに、事態の推移を見守っている。岸田外相は7日午前の衆院外務委員会で「情報は上がってきている。事実関係の確認に全力で取り組んでいる」と述べた。外務省幹部も「日本の安全保障にはただちに影響はないが、国際情勢の変化を見極める必要がある」と語った。(4月7日)

    安倍首相「米政府の決意を支持」

     安倍首相は7日午後、シリアのアサド政権に対する米軍の攻撃について、「米政府の決意を支持する。米国の行動は事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。これに先立ち、政府は、国家安全保障会議(NSC)を開き、情報分析などを進めた。(4月7日)

    地中海の米海軍ミサイル駆逐艦から発射されるトマホーク(6日AP通信)

    シリア軍の化学兵器使用が波紋

    米軍の軍事作戦は、シリアのアサド政権が同国北西部での空爆で化学兵器を使用したことによる、報復措置としてのものです。シリアで何が起こったのかをまとめました。

    シリア軍が化学兵器使用か…爆撃で58人死亡

    • 4日、シリアのハンシャイフン市で、化学兵器とみられる被害を受け、担ぎ込まれる男性(AP)
      4日、シリアのハンシャイフン市で、化学兵器とみられる被害を受け、担ぎ込まれる男性(AP)

     シリアの反体制派が支配する同国北西部イドリブ県ハンシャイフン市で4日、シリア政府軍によるとみられる爆撃があり、子供11人を含む少なくとも58人が死亡した。犠牲者には発作や呼吸困難などの症状が出ており、化学兵器が使われた可能性がある。化学兵器の使用が疑われる空爆の犠牲者としては、ここ数年では異例の多さとなった。(4月5日)

    反体制派「政権側がサリン使用」…死者72人に

     英国に拠点を置く民間団体「シリア人権監視団」は5日、シリア北西部イドリブ県ハンシャイフン市で、化学兵器を使ったとみられる空爆による死者は子供20人を含め72人になったと発表した。米欧はアサド政権が化学兵器を使用したと断定して非難し、国連安全保障理事会は5日午前(日本時間5日深夜)、緊急会合を開きこの問題を協議する。

     米国のトランプ大統領は4日、声明を出し、「言語道断で文明世界はこれを看過できない。アサド政権の凶悪な行為は過去の米政権の弱さと決断力のなさの結果だ」と非難した。(4月5日)

    安保理緊急会合、閉会…化学兵器非難の採決せず

    • 4日、化学兵器によるとみられる被害を受け、シリア北西部のイドリブ県からトルコの病院に搬送された被害者(AP)
      4日、化学兵器によるとみられる被害を受け、シリア北西部のイドリブ県からトルコの病院に搬送された被害者(AP)

     シリアのアサド政権が同国北西部の反体制派の支配地域で空爆に化学兵器を使ったとみられる問題で、国連安全保障理事会は5日午前(日本時間5日深夜)、公開の緊急会合を開いた。

     猛毒のサリンが使用された疑いがあり、米英仏の各国は化学兵器の使用に関する非難決議の採択を目指している。しかし採決が行われずに会合は閉会した。中露との間には溝があり、安保理がアサド政権に対し強いメッセージを出せるかどうか予断を許さない状況だ。(4月5日)

    トランプ氏「言語道断」名指しでアサド政権非難

     シリア反体制派が支配する同国北西部イドリブ県ハンシャイフン市で4日、化学兵器が使われたとみられる空爆に関し、米国のトランプ大統領は同日、化学兵器使用はアサド政権の政府軍によるものと断定したうえで、「言語道断で文明世界はこれを看過できない。アサド政権の凶悪な行為は過去の米政権の弱さと決断力のなさの結果だ」との声明を出し、アサド政権を名指しで非難した。

     ティラーソン米国務長官も同日の声明で、「ロシアやイランなどアサド大統領を守り、支援する者はアサド氏に関する幻想を捨てるべきだ。化学兵器で自国民を攻撃するような者は人間的な良心が欠如している」と激しく批判した。(4月5日)

    シリア情勢に関する深読みチャンネル

    米国は「シリア和平」のバスに乗り遅れるのか?…中東調査会上席研究員 高岡豊

    2017年04月10日 17時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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