<速報> 長野で震度5強の地震
    文字サイズ
    まとめ読み「NEWS通」

    北朝鮮が今年10回目のミサイル発射

     韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮軍は8日午前6時18分から数分間、北朝鮮東部の元山(ウォンサン)から、北東の日本海に向け、地対艦巡航ミサイルとみられるミサイル数発を発射した。北朝鮮のミサイル発射は5月29日以来で、今年に入って10回目。国際的な非難が集まる中での度重なるミサイル発射に、北朝鮮に対する制裁圧力が今後一段と高まりそうだ。

    北、地対艦ミサイル数発を発射か…日本海に向け(6月8日)

     高度は最高で約2キロ・メートル、飛行距離は約200キロ・メートルだった。韓国国防省関係者は本紙に「少なくとも3発発射した」と述べた。

     北朝鮮のミサイル発射は4週連続。国連安全保障理事会が2日に採択した追加制裁決議や、原子力空母2隻を日本海に派遣し、日本の海上自衛隊と共同訓練を行った米国をけん制する狙いがあるとみられる。

     北朝鮮軍の地対艦巡航ミサイルには中国の「シルクワーム」を改良した「KN―01」がある。韓国の専門家は従来の射程約120~160キロ・メートルを大きく上回ったため、「新型の可能性がある」と述べた。その上でこのミサイルは、平壌で4月15日に行われた金日成(キムイルソン)主席生誕105年記念の軍事パレードに登場したものと分析した。

    弾道でなく地対艦ミサイル、官邸緊急参集見送り(6月8日)

    • 記者会見する菅官房長官(8日午前11時39分、首相官邸で)
      記者会見する菅官房長官(8日午前11時39分、首相官邸で)

     菅官房長官は8日午前の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射について、「我が国の安全保障に影響を与えるものではない。我が国の領域や排他的経済水域(EEZ)に落下するようなミサイルは確認されていない」と述べた。

     政府は7日の時点でミサイル発射の兆候をつかみ、安倍首相が首相官邸に隣接する首相公邸に宿泊するなど緊急時に備えていたが、弾道ミサイルではなく短距離の地対艦ミサイルだったため、首相官邸への幹部の緊急参集は見送った。

    北朝鮮が発射したミサイル

    2017年
    6/8 日本海に向け、地対艦ミサイル数発を発射
    5/29 弾道ミサイル発射。日本のEEZ内に落下
    5/21 弾道ミサイル発射。日本のEEZ外に落下。北極星2型か →成功。実戦配備を指示
    5/14 弾道ミサイル「火星12」を発射。日本のEEZ外に落下。防衛省は高度2000キロを超えたと推定→通常角度で発射した場合、射程は約4500~5000kmに →射程伸ばす。弾頭の大気圏再突入に成功したとの報道も
    4/29 弾道ミサイル発射。失敗。北極星2型か
    4/16 弾道ミサイル発射。失敗
    4/5 弾道ミサイル発射。失敗
    3/22 弾道ミサイル発射。失敗
    3/6 中距離弾道ミサイル「スカッドER」(射程約1000km)と推定される4発を発射。うち3発が日本のEEZ内に落下 →命中精度向上
    2/12 新型弾道ミサイル「北極星2型」を日本海に発射 →固体燃料を使用し移動式発射台からの発射に成功。即応力、奇襲力高める
    2016年
    9/5 中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300km)3発発射。約1000km飛行し、日本のEEZ内に落下 →移動式発射台から連続発射し、ほぼ同地点に落下。奇襲能力、命中精度向上
    8/24 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射。約500km飛行 →SLBM最低射程の300kmを初めて超える
    6/22 中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500~4000km)と推定される2発を発射。1発は150km飛行し空中爆発。もう1発は400km飛行 →初成功
    4/23 SLBMを発射
    2/7 長距離弾道ミサイル「テポドン2改良型」発射

    国連安保理、北制裁決議を採択…中露も賛成(6月3日)

    • 2日、ニューヨークの国連本部で、北朝鮮への制裁決議を採択する安全保障理事会(AP)
      2日、ニューヨークの国連本部で、北朝鮮への制裁決議を採択する安全保障理事会(AP)

     国連安全保障理事会は2日午後(日本時間3日朝)、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を強く非難し、ミサイル開発などに関与した疑いのある北朝鮮の14個人4団体に渡航禁止や資産凍結の制裁を科す決議を全会一致で採択した。

     制裁に慎重姿勢を示してきた中国やロシアも賛成した。安保理による北朝鮮への制裁決議は昨年11月以来となる。

    首相「圧力、さらに強化を」…安全理制裁決議(6月3日)

     安倍首相は3日午前、国連安全保障理事会が北朝鮮への新たな制裁決議を採択したことを評価した上で、「圧力をさらに強化すべく、引き続き関係国と緊密に協力していく」とのコメントを発表。

     「北朝鮮に対し、一連の安保理決議を厳格かつ全面的に実施し、さらなる挑発行動を行わないよう強く求める」と強調した。

    米軍、初のICBM迎撃実験に成功…北をけん制(5月31日)

    • 30日、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から発射された迎撃ミサイル(AFP時事)
      30日、米カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から発射された迎撃ミサイル(AFP時事)

     米国防総省ミサイル防衛局は30日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の迎撃実験を同日、初めて実施し、成功したと発表した。北朝鮮が米本土を攻撃可能なICBMの開発に向け技術力を高める中、米軍のミサイル防衛能力の高さを誇示し、けん制する狙いがある。

    海自、「ロナルド・レーガン」と共同訓練で調整(5月31日)

     米CNNテレビなどは30日、米原子力空母「ロナルド・レーガン」と「カール・ビンソン」が31日にも、日本海で合同演習を開始すると報じた。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、軍事的圧力をかける狙いがあるとみられる。

    「目標に7mの誤差で正確に命中」…北が報道(5月30日)

     北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、精密制御誘導システムを導入した新たな弾道ミサイルの試験発射に成功したと報じた。「目標点に7メートルの誤差で正確に命中した」と主張している。事実なら精度が大幅に向上したことになる。

     同通信は、日時や場所には触れなかったが、北朝鮮軍が29日に発射した弾道ミサイルを指すとみられる。

    北ミサイル、圧力強化へ米などと調整…政府(5月30日)

     北朝鮮は29日朝、同国東岸から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。

     ミサイル発射は今月14、21日に続いて3週連続で、今年に入り9回目。EEZ内への落下は4回目で3月6日以来となる。日本政府は29日、北朝鮮に厳重な抗議を伝えるとともに、さらなる制裁を含めた圧力強化のため、米国など関係国との調整に着手した。

    北ミサイル発射、日本海のEEZに落下(5月29日)

    • 北朝鮮のミサイル発射を受けて記者の前で話す安倍首相(29日午前7時34分)
      北朝鮮のミサイル発射を受けて記者の前で話す安倍首相(29日午前7時34分)

     北朝鮮は29日午前5時40分頃、同国東部の元山ウォンサン付近から弾道ミサイル1発を発射し、日本海の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。

     韓国軍によると、約450キロ・メートル飛行し、弾道ミサイル「スカッド」系列と推定。米太平洋軍は、北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射し、6分間飛行したと発表した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は今月21日に続くもので、今年に入って9回目。EEZ内への落下は今年3月6日以来となる。

     付近を通過する航空機や船舶などへの被害は確認されていない。迎撃措置はとらず、全国瞬時警報システム「Jアラート」は使用しなかった。

     26、27日にイタリアで開かれた主要国首脳会議(タオルミーナ・サミット)では、首脳宣言に北朝鮮を「新たな段階の脅威」と位置づけ、圧力強化を確認した。今回の発射は北朝鮮がこうした動きに抗議の意思を示したとみられる。

     政府は首相官邸で国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を開き、情報の集約と分析を進めた。これに先立ち、安倍首相は29日朝、首相官邸で記者団に「北朝鮮が国際社会の度重なる警告を無視し、挑発を続けていることは断じて許すことができない」と強調。「北朝鮮を抑止するため、米国とともに具体的な行動を取っていく。国際社会と連携しながら、高度な警戒態勢を維持し、国民の安全確保に万全を期す」と述べた。

     菅官房長官は29日朝の緊急記者会見で、「航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為で、国連安保理決議への明白な違反だ。北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と述べた。

    ◆EEZ(Exclusive Economic Zone)

     沿岸12カイリ(約22キロ・メートル)以内に設けられた「領海」の外側で、かつ沿岸から200カイリ(約370キロ・メートル)以内の範囲にある海域。国連海洋法条約では、漁業や天然資源の掘削、科学的調査などの活動について、沿岸国が優先的に行えるとしている。外国船は自由に航行できる。EEZの外側は公海で、全ての国に開放されている。

    北ミサイル、圧力強化へ米などと調整…政府

     北朝鮮は29日朝、同国東岸から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。ミサイル発射は今月14、21日に続いて3週連続で、今年に入り9回目。EEZ内への落下は4回目で3月6日以来となる。日本政府は29日、北朝鮮に厳重な抗議を伝えるとともに、さらなる制裁を含めた圧力強化のため、米国など関係国との調整に着手した。

     安倍首相は29日の参院本会議で「国際社会と緊密に連携しながら、国民の安全確保に万全を期す」と強調した。岸田外相は同日、ティラーソン米国務長官と電話会談し、圧力強化に慎重な中国やロシアへの働きかけを進める方針を確認した。

    北、「きわめて異例の」米空母2隻態勢に対抗(5月29日)

     北朝鮮が29日朝、3週連続の弾道ミサイル発射に踏み切ったのは、空母の展開で圧力を強める米トランプ政権をけん制する意味が大きい。

     韓国軍は今回発射されたミサイルは、実戦配備済みの「スカッド」系列とみている。米軍は6月上旬から原子力空母「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」を2隻同時に朝鮮半島周辺に展開する構えで、北朝鮮は米国の圧力に対抗する姿勢を示したと言えそうだ。

     「カール・ビンソン」は4月末から朝鮮半島周辺に展開し、自衛隊や韓国軍とそれぞれ合同訓練を実施している。横須賀(神奈川県)を母港とする「ロナルド・レーガン」が加われば、朝鮮半島周辺に空母2隻が同時に展開する「きわめて異例の事態」(軍事筋)となる。

     動画は5月16日、米海軍横須賀基地を出港した米原子力空母「ロナルド・レーガン」(読売ヘリから)

    北が弾道ミサイル発射、日本海に落下…EEZ外(5月21日)

    • 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて記者会見する菅官房長官(21日午後6時、首相官邸で)
      北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて記者会見する菅官房長官(21日午後6時、首相官邸で)

     北朝鮮は21日午後4時59分頃、同国西部の平安南道(ピョンアンナムド)北倉(プクチャン)付近から弾道ミサイル1発を発射した。

     日本政府によると、ミサイルは朝鮮半島から東方向に約500キロ・メートル飛び、北朝鮮東岸から東に約350キロ・メートルの日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下した。韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルは高度約560キロ・メートルに達し、発射軌道などの特徴が、2月12日に初めて発射された新型の中距離弾道ミサイル「北極星2型」(射程約2000キロ・メートル)と類似しているという。

     北朝鮮の弾道ミサイル発射は今月14日に続くもので、今年に入り8回目。航空機や船舶への被害は確認されていない。稲田防衛相は21日、弾頭の落下地点について、「秋田県・男鹿半島から約700キロ・メートル、島根県・隠岐諸島から約400キロ・メートルだった」と述べ、「1000キロ・メートルを超えるような特異な高度ではなかった」と語った。

    米「弾頭の大気圏への再突入成功」(5月19日)

     米NBCテレビは19日、複数の米政府当局者の話として、北朝鮮が14日に発射した新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」で、弾頭の大気圏への再突入を成功させたと伝えた。

     北朝鮮が米本土への攻撃のために完成を目指している大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、大気圏再突入の技術が欠かせず、同当局者らは「重要な技術的進展」と見て、警戒を強めている

     北朝鮮はこれまで、技術的に非常に難しいとされる弾頭の再突入技術獲得のため、実験を重ねており、2016年3月にも大気圏再突入模擬実験に成功したと発表している。朝鮮中央通信は今回の発射について「過酷な(大気圏)再突入環境の中で、弾頭部の誘導特性と、核弾頭爆発システムの動作の正確性を実証した」と主張していた。米政府当局者の見方は、北朝鮮の主張を追認した形だ

    試射成功「大型重量核弾頭の装着可能」北が報道(5月15日)

    • 北朝鮮による地対地中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験。15日に朝鮮中央通信によって配信された写真(ロイター)
      北朝鮮による地対地中長距離弾道ミサイル「火星12」の発射実験。15日に朝鮮中央通信によって配信された写真(ロイター)

     北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、新型の地対地中長距離弾道ミサイル「火星12」の試験発射に14日に成功したと報じた。ミサイルは高度2111・5キロ・メートルに達し、787キロ・メートル先の「公海上に設定された目標水域を正確に打撃した」としている。

     同通信は、ミサイルは「大型重量核弾頭の装着が可能」とし、「新たに開発されたロケットエンジンの信頼性が、実際の飛行環境で再確認された」と強調した。北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成に向け、3月に新開発の大出力エンジンの地上燃焼実験に「成功」しており、このエンジンが使われた可能性がある。大気圏再突入時の弾頭部の「動作の正確性」なども検証したという。

    Jアラート、第1報で避難呼びかけ…政府が変更(5月15日)

     政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射を知らせる全国瞬時警報システム「Jアラート」による避難指示を改め、発射直後の第1報から「頑丈な建物や地下に避難してください」と呼び掛けるように変更した。北朝鮮を巡る情勢が緊迫化しているためで、ミサイルは発射から最短数分で着弾することから、一刻も早く国民に避難を促す必要があると判断した。

     政府は弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合に、Jアラートを使用して警報を出し、防災行政無線や緊急速報メールを通じて情報を伝達する。

     これまでは、ミサイル発射後、日本の領土・領海に届く可能性がある場合、警報の第1報を出し、1~2分後、領土・領海内に着弾する可能性が高くなった段階で第2報、着弾した段階で第3報を出すことにしていた。避難指示は第2報の段階で「屋内に避難してください」と伝えていたが、今後は第1報から避難を指示し、屋内避難を呼び掛ける。また、第3報を最終報とせず、必要に応じて被害状況などの続報を出すことにした。

    交通機関、平常通り運行…Jアラートは作動せず(5月14日)

     北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、日本国内の主な交通機関には大きな影響はみられなかった。

     北朝鮮が4月29日に弾道ミサイルを発射した際に報道を受けて地下鉄の運行を見合わせた東京メトロは、その後社内ルールを改め、今回は全国瞬時警報システム「Jアラート」が作動しなかったため、平常運行を続けた。JR東日本や、京王電鉄、西武鉄道などの関東の主な私鉄も通常通り運行した。航空会社については、日本航空や全日空も通常運航している。

     Jアラートについては、菅官房長官が14日の記者会見で、「ミサイルが日本に飛来しないと判断した」として、使用しなかったことを明らかにした。

    文大統領「深刻な挑発行為」…軍に警戒強化指示(5月14日)

     韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は14日午前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を招集した。

     同委は午前8時から約20分間開かれ、文氏は冒頭、「国連安全保障理事会の決議に明確に違反しているだけでなく、朝鮮半島はもちろん国際平和と安全に対する深刻な挑発行為だ」と強く非難し、軍に警戒強化を指示した。文氏は「北朝鮮との対話の可能性も念頭に置いているが、挑発に対しては断固たる対応が必要だ」と述べた。

    北ミサイル、高度2千キロ超か…新型の可能性(5月14日)

    • 記者会見する菅義偉官房長官(14日午前6時33分、官邸で)=若杉和希撮影
      記者会見する菅義偉官房長官(14日午前6時33分、官邸で)=若杉和希撮影

     北朝鮮は14日午前5時28分頃、同国北西部・平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソン)付近から東北東方向に弾道ミサイルを発射した。

     ミサイルは約30分間、約800キロ・メートル飛行し、朝鮮半島の東約400キロ・メートルの日本海に落下した。弾道ミサイルの発射は、北朝鮮との対話を重視する韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が10日に就任してから初めて。

     菅官房長官は14日朝、2度にわたって記者会見し、ミサイルが落下したのは、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側とみられ、航空機や船舶への被害は確認されていないと発表した。ミサイルの飛行時間が従来より長かったことに関し、稲田防衛相は記者団に、ミサイルの高度が初めて約2000キロ・メートルを超えたと推定され、新型ミサイルの可能性があると述べた。

     安倍首相は、〈1〉情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速・的確な情報提供を行う〈2〉航空機や船舶の安全確認を徹底する〈3〉不測の事態に備え万全の態勢を取る――ことを指示。さらに、首相官邸で開いた国家安全保障会議(NSC)で国際社会と連携して対応するよう求めた。政府は、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重抗議した。

     首相は14日、首相官邸で記者団に対し、「断じて容認できない。度重なる北朝鮮のミサイル発射は我が国に対する重大な脅威であり、国連の安全保障理事会決議に明確に違反する」と述べた。

     北朝鮮は昨年、2度の核実験を行ったほか、今年に入っても弾道ミサイル発射を繰り返している。政府は昨年8月から自衛隊に破壊措置命令を発令して警戒監視を続けているが、今回、ミサイルが日本に飛来する可能性がないと判断し、迎撃措置はとらず、全国瞬時警報システム「Jアラート」は使用しなかった。

    北ミサイル、800キロ飛行…菅官房長官(5月14日)

     菅官房長官は14日午前、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて2度目の記者会見を行い、ミサイルが同国北西部・平安北道(ピョンアンプクト)亀城(クソン)付近から東北東に向けて発射され、約30分間で約800キロ・メートル飛行したと明らかにした。

     着弾したのは、朝鮮半島の東約400キロ・メートルの日本海で、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側とみられるとした。

     また、安倍首相は14日朝に首相官邸で開かれた国家安全保障会議(NSC)4大臣会合で、「国際社会と連携し、北朝鮮に強く自制を求め関連措置をしっかり実施することを通じ、毅然(きぜん)と対応する」よう指示した。

    関連記事

    ・シリア攻撃、北の暴走 日本の防衛「3つの懸念」
    ・懸案先送りの米中、日本がとるべき道とは
    ・米シリア攻撃、前政権との違い強調…北朝鮮にも“警告”か
    ・北朝鮮・金正恩体制が制裁にビクともしない理由
    ・金正男氏殺害、「誤解」が生んだ悲劇

    2017年06月08日 12時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP