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    まとめ読み「NEWS通」

    高校通算108号!早実・清宮幸太郎の軌跡

     早稲田実の清宮幸太郎選手(3年)は25日、千葉県内で大学生との練習試合に臨み、高校通算108号本塁打を放ちました。神港学園(兵庫)の山本大貴選手が持つ歴代最多とされる記録(107号)を塗り替えました。1年生の時から屈指の強打者として注目され続けてきた清宮選手。その軌跡を振り返ります。(肩書や年齢は当時)

    • 練習試合で高校通算108号となる本塁打を放った清宮幸太郎選手(8月25日午後、千葉県内で)=稲垣政則撮影
      練習試合で高校通算108号となる本塁打を放った清宮幸太郎選手(8月25日午後、千葉県内で)=稲垣政則撮影

    【最新ニュース】

    高校通算108号~歴代最多を更新(2017年8月25日)

     9月1日からカナダで開催される野球のU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場する高校日本代表が25日、千葉県内で大学生との練習試合に臨み、早稲田実の清宮幸太郎選手(3年)が高校通算108号本塁打を放ち、山本大貴選手(兵庫・神港学園)と並んでいた歴代最多とされる記録を更新した。

     代表の主将も務める清宮選手は、「4番・一塁」で先発出場。五回無死一塁の第3打席で、右翼に運んだ。

     高校通算本塁打は、練習試合を含めた対外試合での記録。清宮選手は全国高校野球選手権の西東京大会準決勝で最多記録に並んだが、決勝で東海大菅生に敗れ、甲子園出場はならなかった。

    高校最後の夏終わる~108号ならず(2017年7月30日)

    • 準優勝のカップを手にする早稲田実の清宮選手(30日午後、神宮球場で)=大石健登撮影
      準優勝のカップを手にする早稲田実の清宮選手(30日午後、神宮球場で)=大石健登撮影

     神宮球場で30日に行われた高校野球の西東京大会決勝で、強打者・清宮幸太郎選手(3年)を擁する早稲田実は2―6で東海大菅生に敗れた。1年生から全国の注目を集めた清宮選手の高校最後の夏が終わった。

     試合は1―1の五回、東海大菅生が3点を勝ち越し、九回にも2点を入れて突き放した。清宮選手は八回の4打席目に右前打を放ったが、安打はその1本だけで、高校通算本塁打は最多記録とされる107本に並んだまま。

     表彰式後、清宮選手は涙を浮かべながら「高校野球でしか味わえないことがたくさんあった。人間的にも技術的にも成長させてくれた2年半だった」と振り返った。進路は明言しなかったが「準優勝で終わったということは『まだ次があるんだぞ』と神様に言ってもらっていると思う」と次のステージでの活躍を誓った。

     神宮球場にはこの日、3万人が詰めかけた。初めて導入された前売り券(1万枚)は2日前までに売り切れ、当日券も試合開始の2時間前に完売になった。

    通算107号、「歴代最多」に並ぶ(2017年7月28日)

    • 7回早稲田実無死、高校通算107号本塁打を放った清宮選手(左は野村選手、28日、神宮球場で)=大石健登撮影
      7回早稲田実無死、高校通算107号本塁打を放った清宮選手(左は野村選手、28日、神宮球場で)=大石健登撮影

     高校野球で注目の強打者、早稲田実の清宮幸太郎選手(3年)が、28日に神宮球場で行われた西東京大会準決勝の八王子戦で高校通算107号本塁打を放ち、神港学園(兵庫)の山本大貴選手の持つ歴代最多とされる記録に並んだ。

     清宮選手は2―1の七回無死走者なしの第4打席で、中堅左へ本塁打を放った。チームも4―1で快勝し、2年ぶりに決勝進出を決めた。

     高校通算本塁打は、練習試合も含めた対外試合での記録。入学直後から主軸を担う清宮選手は、1年夏の甲子園で2本塁打を放って一躍全国区となり、最後の夏となる今大会も計4本塁打を放つなど活躍している。清宮選手は「(記録に)まだ並んだだけ。次に打ったら、超えたなという気持ちになると思う」と語った。

    106号達成…高校最多まであと1本(2017年7月21日)

    • 法政大高戦で高校通算106本目となる本塁打を放ち、仲間とハイタッチして喜ぶ早稲田実の清宮選手(21日午前、神宮球場で)=大石健登撮影
      法政大高戦で高校通算106本目となる本塁打を放ち、仲間とハイタッチして喜ぶ早稲田実の清宮選手(21日午前、神宮球場で)=大石健登撮影

     早稲田実の清宮幸太郎選手(3年)が、21日に神宮球場で行われた西東京大会5回戦の法政大高戦で本塁打を放ち、練習試合も含めた高校通算本塁打を106本に伸ばして歴代最多とされる記録まであと1本とした。

     清宮選手は両チーム無得点で迎えた三回の第2打席で先制のソロ本塁打を右中間席に運んだ。最後の夏となる今大会は、初戦の3回戦からこれで3試合連続本塁打。春の都大会から続く公式戦連続試合本塁打も8に伸ばした。試合は早稲田実が5―0で勝ち、8強入りを決めた。

     歴代最多は、神港学園(兵庫)の山本大貴選手が2012年までに記録した107本とされている。

    高校通算100号(2017年6月4日)

    • 享栄戦で高校通算100号本塁打を放った早実・清宮主将(4日、愛知県小牧市で)=原田拓未撮影
      享栄戦で高校通算100号本塁打を放った早実・清宮主将(4日、愛知県小牧市で)=原田拓未撮影

     高校野球の強打者、早稲田実(東京)の清宮幸太郎選手(3年)が4日、愛知県の小牧市民球場で行われた招待試合第2試合の享栄(愛知)戦で、高校通算100号本塁打を放った。

     清宮選手を見ようと、球場には早朝から約2000人が列を作った。1試合目は無安打で、2試合目も第3打席まで本塁打はなかった清宮選手だったが、九回の最終打席で右翼場外への特大のアーチをかけ、観客を喜ばせた。100号に清宮選手は「日々のトレーニングといろいろ経験させてもらったおかげ」とほっとした表情で話した。

    【名勝負ダイジェスト】

    甲子園初アーチ(2015年夏・甲子園3回戦)

    2015年8月15日 夏の甲子園3回戦
    早稲田実(西東京) 1 0 3 1 0 3 0 0 0 8
    東海大甲府(山梨) 1 0 0 0 2 1 0 0 0 4

    • 3回早稲田実無死1塁、清宮が勝ち越しの2ランを放つ(2015年8月15日)
      3回早稲田実無死1塁、清宮が勝ち越しの2ランを放つ(2015年8月15日)

     4万5000人の観衆の視線が、高々と舞い上がった打球にくぎ付けとなった。早稲田実の注目の1年生、清宮が、待望の甲子園初アーチを放った。

     同点の三回無死一塁。追い込まれてからの4球目、捕手は外角に外す構えを見せた。しかし、東海大甲府・菊地の投じた球は真ん中へ。「打った瞬間に入ると思った」と、完璧に捉えた打球は大きな放物線を描き右翼席に飛び込んだ。「聞いたことがない歓声だった」。気持ちよさそうに、ダイヤモンドを1周した。

    打率4割7分4厘、2本塁打、8打点(15年夏・甲子園準決勝)

    2015年8月19日 夏の甲子園準決勝
    仙台育英(宮城) 0 0 3 4 0 0 0 0 0 7
    早稲田実(西東京) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    • 試合後、目頭を押さえながらあいさつに向かう清宮(15年8月19日撮影)
      試合後、目頭を押さえながらあいさつに向かう清宮(15年8月19日撮影)

     大観衆が望んだ3試合連続アーチも、勝利に導く適時打も、生まれなかった。早稲田実の1年生スラッガー、清宮は内野安打1本に終わり、「上級生ともっと野球をしたかった」と泣きじゃくった。

    命運託されるも「夏」に届かず(16年夏・西東京予選準々決勝)

    2016年7月23日 夏の甲子園西東京予選準々決勝
    早稲田実 0 0 0 0 2 0 0 1 1 4
    八王子 0 0 0 0 5 1 0 0 X 6

    • 9回早稲田実1死1、3塁、最後の打席は犠飛に終わった清宮(右)(16年7月23日撮影)
      9回早稲田実1死1、3塁、最後の打席は犠飛に終わった清宮(右)(16年7月23日撮影)

     早稲田実の命運は、清宮に託された。

     3点を追う九回一死一、三塁で打席が回ってきた。本塁打が出れば同点の場面。初球、迷わずスイングすると、打球は右翼方向へ高々と上がった。「まさか」――。約2万3000人の観衆は総立ちになった。

     「ボールの下をこすってしまった」。打球は伸びず、フェンス手前で構えた右翼手のグラブに収まった。犠飛で1点止まり。両手で頭を抱える清宮。4番野村も倒れ、2年連続甲子園出場はかなわなかった。

    快音なく終わった春(17年春・センバツ2回戦)

    2017年3月27日 センバツ2回戦
    早稲田実(東京) 0 0 1 0 0 0 1 3 3 8
    東海大福岡(福岡) 0 0 3 1 0 5 0 2 X 11

    • 6回早稲田実1死、清宮が3塁打を放つ(17年3月27日撮影)
      6回早稲田実1死、清宮が3塁打を放つ(17年3月27日撮影)

     終盤の追い上げも届かず早稲田実が姿を消した。主将の清宮は、外野手の間に落ちる幸運な三塁打を含め2安打したが、右横手から内角を突いてきた東海大福岡の安田に苦戦。「甘い球をファウルにしてしまった。ふがいない」と悔しさをにじませた。1年夏以来の甲子園は本塁打も打点もゼロに終わり、「めちゃくちゃ悔しい。戻って来て見返したい」。グラウンドの土は持ち帰らず、夏の雪辱を誓った。

    清宮フィーバーに日本が沸いた

     清宮選手を一目見ようと、早稲田実の試合には多くの高校野球ファンが詰めかけ、関係者は対策に追われた。

    徹夜組が列、午前8時に入場券完売(15年8月8日)

     夏の全国高校野球大会第3日の8日、甲子園は開幕後初の週末を迎えた。今大会注目の1年生スラッガー、清宮幸太郎選手を擁する早稲田実業(西東京)が登場する第1試合を前に、球場には徹夜組が列を作り、試合開始の午前8時で入場券は完売。満員の4万7000人が熱い声援を送った。

     清宮選手を一目見ようと、球場周辺には前夜から150人以上がブルーシートなどを敷いて待機。試合開始前には、入場券売り場に約200メートルの長い列ができ、普段より40分早い午前6時20分の開門となった。

     日本高野連は、殺到するファンや取材陣による混乱を避けるため、通常は徒歩で入場させる第1試合の出場選手のバスを、球場別棟の駐車場に停車させ、別の廊下から入場させた。

    異例のナイター開催(17年4月28日)

    • 早稲田実と日大三の対戦は、高校野球としては異例のナイターとして開催された(17年4月27日撮影)
      早稲田実と日大三の対戦は、高校野球としては異例のナイターとして開催された(17年4月27日撮影)

     高校野球の春季東京都大会決勝が27日、神宮球場で行われた。注目の強打者・清宮幸太郎主将(3年)を擁する早稲田実と、日大三による強豪同士の対戦で、高校野球としては異例のナイターで開催された。清宮主将が2本塁打を放つなど試合は激しい打撃戦の末、延長十二回で早稲田実が18―17でサヨナラ勝ちした。

     決勝は当初、23日午前11時から、収容人数が約5600人の神宮第二球場で行われることになっていたが、混雑が予想されたため、都高野連が神宮球場でのナイター開催に踏み切った。

     甲子園出場につながる試合ではないにもかかわらず、試合前からチケット窓口に長い列ができ、外野席も開放された。スーツ姿のサラリーマンら約2万人が観戦した。

    警備員3倍、徹夜と無断駐車対策(17年5月19日)

    • 選抜出場が決まり「W」の文字を作って喜ぶ早実の選手たち。中央手前は主将の清宮(17年1月28日撮影)
      選抜出場が決まり「W」の文字を作って喜ぶ早実の選手たち。中央手前は主将の清宮(17年1月28日撮影)

     茨城県で20日に開幕する高校野球の関東大会で、県高野連が対応に追われている。注目の強打者・清宮幸太郎選手を擁する早稲田実(東京)が出場するためだ。試合会場や時間の変更、警備体制の強化など、これまでにない異例の態勢で大会を運営する。

     大会には1都7県から18校が出場。県高野連によると、トーナメントの組み合わせは事前に決められており、都大会の優勝校は、21日に水戸市民球場(2万人収容)の第2試合(午前11時30分)に登場する予定だった。しかし、早稲田実が都大会で優勝したことから、収容人数の多いひたちなか市民球場(2万5000人収容)に変更。混乱を避けるために試合順も第1試合(午前9時)とした。

     ひたちなか市民球場は、最寄り駅から約6キロ離れており、車で訪れる人が多いとみられる。そのため、近隣の商業店舗やコンビニ店での無断駐車に目を光らせる警備員を通常の約20人から約60人に増員。徹夜組に備えて、20日は夜通しで警備にあたる。県高野連は、水戸市民球場で行われる開会式にも、多くの観客が訪れると予想する。同球場の駐車スペースは約500台分しかなく、約3キロ先の駐車場が集中する地域から無料シャトルバスを運行する。

    「ナンバー1だね」清宮100号、ミスターも絶賛(17年6月4日)

     強打者として注目される早稲田実業(東京)の清宮幸太郎主将(3年)が4日、愛知県小牧市の小牧市民球場で行われた同県高校野球連盟主催の招待試合で、高校通算100本塁打を達成した。

     100本目はこの日2試合目の享栄(愛知)戦で、九回一死から場外にソロ本塁打を放った。試合は1―5で早実が敗れた。

     清宮の高校通算100号本塁打について、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督は同日、訪れていた長嶋茂雄記念岩名球場(千葉県佐倉市)で次のように語った。

     「打ったんですか。すごいね。実際に見ているわけじゃないけど、テレビや新聞で見ている。選手としてはいま、ナンバー1だね。そういう選手が、早く、できればプロ野球に入って(ほしい)。僕はそう思うね。早く見たい」

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    2017年08月25日 14時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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