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    どうぶつ

    (1)猫島旅ブームは、過疎の島の「招き猫」となるか?

    ソトネコ写真家・南幅俊輔

     猫が、ときに人間以上にいるという「猫島」を旅する「猫島旅」が静かなブームになっている。書店では猫写真集や猫にまつわる書籍が並び、出版業界が低迷する中、ヒットを飛ばしている。癒やしを求める30代から40代の女性を中心に、猫とまったりのんびり過ごせる「猫島旅」の人気がじわじわと高まっているようだ。猫島を訪れるパックツアーまであるという。

     なぜ、猫を見るためだけに、過疎の島へ大勢の人たちがわざわざ行くのか? 猫島旅ブームの裏側を、ヨミウリ・オンラインの猫好き記者と「日本全国猫島めぐり のんびり猫旅」の著者、南幅俊輔氏が掘り下げる。南幅氏は「ソトネコ」、外で見かける猫の写真を撮り続けてきた写真家だ。

    「猫島」を訪れるツアーがあった!

    • 船を下りた港でいきなりの撮影会(撮影=南幅俊輔)
      船を下りた港でいきなりの撮影会(撮影=南幅俊輔)

     猫島旅ブームの火付け役とも言われている、田代島(宮城県)。

     この島へは、6月から8月の3か月限定で月1回、「田代島 夏のウィークエンド便」という、猫スポットをめぐるツアーが企画されている。目的は、島に100匹以上いるといわれている愛らしい猫の撮影。ガイドが同行し、猫スポットをめぐる旅だ。

     旅行会社「たびむすび」(仙台市)の吉川理香さんによると、「6月は最少催行人数に満たず中止になりましたが、7月は成人の親子連れ中心に22名のツアーを催行しました。8月は幅広い年代の女性を中心に、すでに30名を超える申し込みがあります(現在、募集は終了)。通常は3往復のフェリーを夏季は1便増やし、4往復運行しています。田代島は海水浴場がないので、今までは釣り客がほとんどでした」という。

     「島には商店や飲食店がないので、飲食物は持参してもらいました。そんな不便を承知で、多くの猫好きのお客さんが訪れ、思い思いに猫の写真を撮ったり、遊んだりと満足して帰られました」と吉川さん。人気も上々のようだ。

     

    2015年08月31日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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