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    老後破産

    3000万円も不足? インフレの恐怖…「老後破産」の現実(3)

    ファイナンシャルプランナー 村井英一さん

     老後破産を考えるシリーズ、第1回 「『貯金2700万円』でも危ない…『老後破産』の現実」 は、年間総赤字を計算することで老後破産の可能性を知る“入門編”、第2回 「3500万円が底をつく『死角』…『老後破産』の現実(2)」 は日々の支出にしか関心が向かない層の死角「特別支出」に着目し、警鐘を鳴らした。今回は、これまで執筆してきた畠中雅子さんから、老後の資金計画に詳しい元証券マンの村井英一さんにバトンタッチ。近い将来に起こりうるインフレーションで、大切な老後資金の価値がどう揺れ動くのかを分析してもらった。

    アベノミクスで物価が上昇していく?

     アベノミクスの経済政策の一つが「大胆な金融政策」だ。日本銀行は、物価上昇率(消費者物価指数の上昇率)2.0%を目標に大規模な金融緩和を続けている。

     物価が上がると、消費や投資が活発になり、景気が回復するというのだ。そうなってくれれば日本経済にとっては良いことであるし、最近は景気回復のきざしも感じられるようになった。しかし、この物価上昇=インフレは、老後の家計にとってはやっかいな問題なのだ。インフレのために、老後の生活が破綻してしまう可能性が高くなる。ある相談者のシミュレーションで、インフレの恐ろしさを見てみたい。


    2015年10月26日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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