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    老後破産

    突然の大病、職場復帰するには…老後破産の現実(14)

     一家の大黒柱が突然の病気で休職を余儀なくされた。適切な治療のおかげで体調は回復しつつあるが、職場復帰や収入への不安は膨らむばかり。「老後破産の現実」シリーズ14弾は、大病で休業した人の職場復帰の是非について、ファイナンシャルプランナーの柳澤美由紀さんが解説する。

    48歳で急性骨髄性白血病を発症

     「病気で自分のキャリアと老後に大きな影響が出るなんて、夢にも思わなかった」。大手メーカーで部長職として勤務していたA氏(49歳・男性)は、48歳のときに急性骨髄性白血病と診断され、1年余りが経過した。

     白血病は血液のがんである。正確に言うと、白血球が正常に発育せず、がん化した状態で次々に増殖していく病気である。昔のドラマの影響だろうか、「不治の病」という印象を抱いていたA氏だが、主治医からは「完治が望めるがんの一つ」と説明を受けた。進行の早い病気なので、告知の翌々日に入院した。A氏の闘病生活が始まった。

     白血病の治療効果の判定は、寛解(かんかい)(完治とは言えないが、症状が治まって穏やかであること)かどうかを見る。A氏のケースでは、抗がん剤を用いた化学療法が一般的だ。骨髄中に存在する白血病細胞も、わずかに残る正常な細胞も、抗がん剤でほぼすべて死滅させ、正常な細胞の回復を待つ。これを「寛解導入療法」という。白血病細胞を全体の5%未満に下げるのが、この時点の目標だ。

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    2016年12月21日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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