欧州マーケットサマリー

欧州市場サマリー(23日)=ドル軟化、ロンドン株は反発

                   23日(1445GMT)     22日(2130GMT) 
 ドル/円(ビッド)            122.81        123.48 
 ユーロ/ドル(ビッド)        0.8932            0.8881 
   
                          23日終値       22日終値 
 株FT100                  5402.3     +87.5  5314.8 
  クセトラDAX       5544.67  +156.65  5388.02 
   
 金現物午後値決め             262.85            261.15 
   
                     (カッコ内は、欧州市場の前営業日終値比)  
 欧州終盤           先物       現物利回り (%) 
 3カ月物ユーロ             95.755 (-0.005)  4.490 (-0.005) 
 独連邦債10年物           110.09 (-0.24)   4.617 (+0.024) 
 独連邦債30年物                              5.249 (+0.021)  
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  <為替> ドルは、米東部時間午前(欧州時間午後)の取引で軟化。世界の主要株式市 
 場がこのところの急落から一服商状となったことから、ドルに流れ込んでいた逃避買いの 
 流れが後退し、対ユーロでは前日に付けた3カ月ぶり高値からまるまる1セント下落して 
 いる。 
  ディーラーらによると、ユーロ圏の利下げの可能性が高まっていることを示唆する欧州 
 当局者らの発言を受け、欧州の経済成長見通しに対する楽観が強まったことも、ユーロを 
 押し上げる要因になった。 
  円も対ドルで反発して推移している。東京株式が急反発したことや森首相の発言を好感 
 し、前日に付けた22カ月ぶり安値から1.5円近く上昇した。 
  市場の注目はニューヨーク株式市場に集まっているという。この日のダウ平均は反発し 
 て始まり、欧州の株式市場も上昇して推移している。 
  朝方のニューヨーク市場の取引で、ユーロ/ドルは、89.25セント付近で取引され 
 ている。前日NY終値からは0.50%の上昇。 
  ドル/円は前日から0.50%下落し、122.90円近辺で推移。 
  ユーロ/円は前日とほぼ変わらずの109.60円付近で取引されている。 
   
  <株式> ロンドン株式市場は、反発。ニューヨーク市場の上伸を好感して、投資家ら 
 が恐る恐るながら銀行、医薬品、通信株に買いを入れていたという。 
  FT100種総合株価指数は1.65%高。一時は120ポイント超上昇する場 
 面もあった。前日には92年10月以来、最大の値下がり率を記録していた。 
  序盤のナスダック総合指数が大きく上伸していることを背景に、ハイテク株と通信株が 
 反発し、ソフトウエアのロジカが14.5%急騰したほか、通信のコルト・テレコ 
 ムとケーブルテレビのテレウエストがともに12%以上急伸した。 
  不動産売却により約20億ポンドを調達する計画を明らかにしたブリティッシュ・テレ 
 コムは、8.1%の大幅高で取引を終えた。 
  また、医薬品株では時価総額の大きいグラクソ・スミスクラインが3%上昇、銀 
 行セクターではHSBCが2.8%高で引け、指数の上昇を支援している。 
  騰落銘柄数は、上昇75、下落23、変わらず2。 
  1630GMT現在の出来高は21億株。 
   
  フランクフルト株式市場は、急反発した。 
  インフィニオン・テクノロジーズ は、米半導体業界が回復に向かうとの期待 
 から、一時、約12%上昇。これに連れ、売り叩かれていたハイテク銘柄は鎮静化し、優 
 良銘柄で構成されるクセトラDAX指数は押し上げられた。 
  クセトラDAX指数は、前営業日比2.91%高、ノイアマルクトNEMAX50種指 
 数は、同75.29ポイント(5.21%)高の1520.62。 
  この日の取引きは薄商いで、トレーダーは最近の売りの勢いが完全に消滅したわけでは 
 ないと懸念している、と述べた。 
  あるトレーダーは、「来週はまた売りが戻ると予想している」と述べている。 
  シーメンスは4.39%、ドイツテレコムは3.11%と、それ 
 ぞれ上昇している。 
  市場を主導したインフィニオン・テクノロジーズは、9.88%上昇。 
  SAPは2.75%、エプコスは5.46%、それぞれ上昇して 
 いる。 
   
  <金> 強含み。株式市場の回復とドル安を背景にニューヨーク市場の金が高く始まっ 
 たことを受けて一時は263.85ドルまで上伸したが、すぐに狭いレンジ取引に押し戻 
 された。トレーダーらによると、商いは方向性を欠き、閑散だった。  
   
  <ユーロ圏政府債> 利回りが上昇。堅調な株式市場を受けて、このところの株式市場 
 から債券市場への“質への逃避”の動きが一段落したことから、利回りは2年ぶり低水準 
 から上昇した。 
  この日は、独株式市場や米ナスダック市場がともに2~3%高で推移していることに加 
 え、来週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会での金利決定が注目材料となったという。 
  BNPパリバのストラテジスト、ナタリー・フィレット氏は、「重要な金融緩和局面に 
 差し掛かっているため、欧米ではイールドカーブがスティープ化するだろう」と語った。 
  独連邦債2年物利回りは2.7ベーシスポイント上昇し、4.081%を付 
 けている。また、同10年物利回りは2.4ベーシスポイント高い 
 4.617%で推移。 
  前日に中心限月での史上最高値を付けた、独連邦債10年物の6月限は、 
 0.24安の110.99。下値支持線は110近辺に定まったもよう。 
  トリシェ仏中銀総裁がこの日、欧州中央銀行(ECB)は、約1カ月前のように欧州の 
 インフレについて懸念していない、と発言したことは、ECBによる利下げ実施の兆候と 
 捉えられた。また同総裁は、欧州が米景気後退の影響を明確に認識している、と語った。 
  しかし、この日の取引材料は株高一色で、イールドカーブに重要な動きはみられなかっ 
 たという。 
   
                          [ロンドン 23日 ロイター]


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