文字サイズ

    雪不足、スキー場が再び苦戦…白馬村で対策本部

    • 雪がほとんどなく、オープンのめどが立たない爺ガ岳スキー場(6日、大町市で)
      雪がほとんどなく、オープンのめどが立たない爺ガ岳スキー場(6日、大町市で)

     例年多くのスキーヤーでにぎわう長野県白馬村のスキー場が、昨年に続き、雪不足に悩まされている。

     村内にある5スキー場のうち、全面滑走できるのは1か所だけ。利用者数も、暖冬だった昨年のこの時期と比べても8割ほどと、苦戦している。村は2年連続となる「寡雪対策本部」を設置し、スキー場や周辺宿泊施設の誘客策を検討する。

     村観光課によると、6日現在、村内スキー場で全面滑走できるのは「Hakuba47」のみだ。5スキー場とも今季のオープンが遅れたこともあり、3日までの利用者数は、昨年同期(20万7993人)よりも約2割少ない計16万7829人にとどまっている。

     村の対策本部は、スキー場の利用状況を頻繁にチェックしていくほか、宿泊施設へのアンケートなどを通して情報収集を進め、今後の対応を協議していく。

     白馬村に隣接する大町市でも、雪不足の影響が出ている。今季営業を予定していた市内2スキー場のうち「鹿島やりスキー場」は一部滑走可能だが、「じいガ岳スキー場」は6日現在、オープンの見通しは立っていない。同スキー場の職員は「雪さえ降ってくれれば、いつでも営業できるのに」と、恨めしそうに空を見上げていた。

     長野地方気象台によると、この冬は特に県内北部で寒気の影響が一時的だったため、積雪が少なく、雪も早く解けた。今後は冬型の気圧配置が強くなり、10日以降の1週間は県北部で大雪になる可能性があるという。

     ◆昨年の平均気温最高 4観測地点

     昨年の県内各地の平均気温は、長野市や松本市など計4観測地点で統計開始以来、最高となったことが、長野地方気象台のまとめでわかった。

     各地の平均気温は、長野市と松本市で13・1度、諏訪市で12・2度といずれも平年を1度以上も上回り、過去最高となった。飯田市も過去最も高かった1998年と並ぶ13・8度だった。

     同気象台によると、2014年夏に始まった、南米・ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象が16年春まで続いた影響などから、日本列島全体が暖かな空気に覆われ、昨冬は記録的な暖冬となった。春以降も、平年並みだった11月を除いて気温が高い状態が続いたため、各地で平均気温が高くなった。

    2017年01月07日 17時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP