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    被告も匿名の初公判、地裁が被害者の特定避ける

     青森地裁で10日、県青少年健全育成条例違反と強姦ごうかん、強制わいせつの罪に問われた男の初公判があり、被害者の特定を避けるため、被害者だけでなく、被告も匿名で審理された。

     検察側の冒頭陳述などによると、昨年5月に当時13歳だった実兄の長女が18歳未満であることを知りながらみだらな行為をしたとされる。また、2013年には交際相手の10歳代の子供に乱暴したほか、14年には同じ交際相手の別の10歳代の子供にわいせつな行為をしたとされる。男は「事実ではない」などとして、いずれも無罪を主張した。

     この日は、被告の名前などは、男が氏名や生年月日などをあらかじめ書いた紙をもとに確認され、鎌倉正和裁判長は「被害者を特定する事柄は内緒にする」と述べた。

     被害者に加え、被告も匿名で裁判が行われたことについて、性犯罪に詳しい上谷さくら弁護士は「被告も匿名とするのは珍しいのではないか。加害者への処罰感情があっても、裁判で特定されることを不安に感じているのが被害者の本音だ。そんな気持ちに配慮したのではないか」と話している。

    2017年01月11日 10時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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