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    横須賀市長の名刺が割引券…公選法抵触の恐れ

     神奈川県横須賀市の吉田雄人市長が、市内の観光船料金が10%割引になると記載した自分の名刺を作り、市選挙管理委員会が「有権者の市民に配れば公職選挙法(寄付行為の禁止)に抵触するおそれがある」との見解を示した後も約7年間にわたって使用し続けていたことが19日、分かった。

     吉田市長が割引をうたう名刺を使用し始めたのは初当選した翌年の2010年頃で、これまでに約2600枚が配られた。観光のトップセールスのためとみられるが、市選管は同年末、市の集客・プロモーション担当からの問い合わせに、公選法違反の懸念を伝えたという。

     吉田市長や観光船の運営会社社長によると、割引は米海軍や海上自衛隊の艦艇を観光船から眺める「YOKOSUKA軍港めぐり」(大人1400円)、国史跡の砲台跡がある猿島への渡船(大人1300円)の2航路。割引分は会社負担の予定だったが、名刺を利用した人はいないという。

     吉田市長は「割引が書かれた名刺の使用はやめ、配った名刺も割引を利用できないようにしたい。選管の見解は覚えていないが、担当部署から報告を受けていたとすれば、その時点でやめるべきだった」と釈明している。

    2017年03月20日 08時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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