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    住宅密集地とアパートで火災、計3人死亡…富山

    • 火災現場となった住宅(19日午前9時59分、富山市中滝で)
      火災現場となった住宅(19日午前9時59分、富山市中滝で)

     18日夜から19日朝にかけ、富山市内の住宅密集地とアパートで火災が2件相次ぎ、計3人が死亡した。

     富山県内では例年、春先に暖かく乾燥した強風が山側から吹き下ろす「フェーン現象」が発生することから、県内の各消防は、20~26日に「春の火災予防運動」を行い、火の取り扱いに注意を呼びかける。

     19日午前9時10分頃、富山市中滝、無職清水和子さん(73)方から出火、木造2階住宅のほか、隣接する住宅2棟を焼いた。清水さん方の焼け跡から2人の遺体がみつかり、富山南署は連絡の取れない清水さんと、同居する息子とみて身元確認を進めている。

     清水さんの親族によると、清水さんは、次男(41)と、三男の和幸さん(40)との3人暮らし。連絡が取れないのは、和幸さんとみられる。仕事で外出していた次男は無事だった。清水さんは足が不自由だという。

     現場は富山地方鉄道・上滝駅の南西約200メートルの住宅密集地。近くに住む40歳代の女性は「『バン』と爆発音がしたので外をのぞくと黒煙があがっていた。あっという間に燃え広がった」と話した。

     18日午後9時35分頃には、富山市高屋敷の鉄筋コンクリート3階アパートの1階の一室から出火、アルバイト従業員恒田敏一さん(53)方の居間兼寝室を焼いた。この部屋から1人の遺体が見つかり、富山中央署は連絡の取れない恒田さんの母久美子さん(80)の可能性があるとみて身元確認を進めている。

     富山中央署の発表によると、恒田さんは久美子さんとの2人暮らし。恒田さんは外出中で無事だった。同署は司法解剖を行い、身元と死因を調べる。

     富山市消防局によると、県内では3月中旬頃から、フェーン現象で乾燥した強風が吹くことから、火災が延焼しやすくなるという。同消防局では、火災予防運動に合わせ、市内の一人暮らしの高齢者宅を戸別訪問して火の取り扱いを注意し、火災報知機の設置を呼びかけるほか、高齢者福祉施設や商業施設などでの訓練で避難方法などを指導する。富山市消防局は「春先は空気が乾燥するので、火の取り扱いや後始末に特に注意してほしい」としている。

    2017年03月20日 10時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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