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    クマ被害防止へ車両検問…入山自粛や注意促す

    • クマによるとみられる死者が出た現場に近い国道104号で、注意を呼びかける鹿角署員(18日午前6時42分、秋田県鹿角市で)
      クマによるとみられる死者が出た現場に近い国道104号で、注意を呼びかける鹿角署員(18日午前6時42分、秋田県鹿角市で)

     秋田県鹿角市十和田大湯の山林でタケノコ採り中にクマに襲われたとみられる4人の遺体が発見され、最初の犠牲者が出てから21日で1年となるのを前に、鹿角署と青森県警は18日早朝、事故現場一帯に向かう国道で車両検問を実施し、改めて入山の自粛や注意を促した。

     十和田大湯地区には青森県十和田市、田子町、三戸町、新郷村が境を接し、山菜シーズンには同県側からの入山者も多い。

     合同検問は「ストップ熊被害! みんなで声かけ大作戦」と銘打って、午前5時に新郷村で出動式を行った。青森県警のヘリコプターも参加し、両県警などの約40人が国道104号、454号の4か所に分かれ、通行車両にチラシを配布し、一台一台に直接、注意を呼びかけた。

     昨年の事故現場一帯に通じる市道、林道、私道の要所にはすでに、「クマによる死傷事故発生」などと書いた看板やバリケードが設置され、入山規制が実施されているほか、鹿角署はパトロールも強化している。17日には、死者が出た場所の近くで、体長1~1・5メートルのクマが目撃された。

     鹿角署の高橋俊之地域課長は、「命より大切なものはない。今年もクマがいることは間違いなく、危険な場所への立ち入りは控えてほしい」と、人身被害発生の可能性と個々の防止対策の必要性を強調した。

     一方で、検問で停車した秋田県北秋田市の男性(72)は、「山の中では大きい声を出し、クマと遭わないようにしている。山菜採りは毎年の楽しみでやめられないし、クマは怖くない」と話した。

    2017年05月20日 08時42分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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