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    国史跡でクマが襲撃、市教委課長けが…北秋田

    • 市職員がクマに襲われ、立ち入り禁止となった伊勢堂岱遺跡(右奥)への通路(14日午前11時10分、北秋田市で)
      市職員がクマに襲われ、立ち入り禁止となった伊勢堂岱遺跡(右奥)への通路(14日午前11時10分、北秋田市で)

     14日午前9時40分頃、秋田県北秋田市脇神の国史跡・伊勢堂岱遺跡で、視察の受け入れ準備をしていた同市教育委員会生涯学習課の宮腰正樹課長(54)がクマに襲われ、顔や左耳などに傷を負った。

     宮腰課長は意識があり、命に別条はない。同遺跡はクマの目撃情報があったとして6月18日から一般公開が制限され、15日から一部が公開される予定だったが、事故を受けて見送りとなった。

     秋田県警北秋田署の発表などによると、宮腰課長は東北地方の自治体関係者らの視察を前にクマが近付かないよう、職員ら3人とともに安全確保の作業をしていた。遺跡入り口で爆竹を鳴らした後、環状列石が並ぶ台地を先に1人で移動中、突然、草やぶから飛び出した体長約1メートルのクマが覆いかぶさってきたという。異変に気づいた3人が大声を出すと、クマは森に姿を消した。

     県と市は14日、緊急対策会議を開き、関係機関が事故の状況や対策について情報を共有した。伊勢堂岱遺跡には、クマを威嚇する装置が2基、捕獲用のおり1基が設置されている。市総務部は「改めて、今まで以上の細かい対策をする必要があると思う」と話した。

    2017年07月15日 07時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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